2021年3月13日

【混雑緩和に一役】東日本旅客鉄道『湘南ライナー』『おはようライナー新宿』『ホームライナー小田原』運転終了

1986年11月に運転を開始し、一時期はライナー券売り場に行列ができるほど人気があった東日本旅客鉄道東海道線の有料座席定員制列車『湘南ライナー』『おはようライナー新宿』『ホームライナー小田原』の全列車が2021年3月12日に運転を終了しました。
▲東海道線ユーザーの快適な通勤を長く支えた『湘南ライナー』『おはようライナー新宿』『ホームライナー小田原』に使用された185系。基本的には0番台が充当されたが上り10号と下り21号のみ200番台が充当されていた。ただ個人的に『湘南ライナー』を利用する機会はかなり限られていたこともあり、185系での記録は少なめだった。
▲平日ラッシュ時間帯の快適な通勤を支えた『湘南ライナー』『おはようライナー新宿』に使用された215系。同系列は上り3本(6号・8号・24号)、下り4本(1号・3号・9号・15号)に充当され、24号を除く上り列車では終着の東京(JT-01,JO-19)には横須賀線・総武快速線の地下ホームに到着していた。
▲2020年3月ダイヤ改正まで『おはようライナー新宿』『ホームライナー小田原』の1往復に使用されていた251系。この系列は東京発着に使用されることはなく新宿発着のみの充当だった。
▲写真は上から185系の『湘南ライナー』幕、215系の『湘南ライナー』幕、251系(廃車除籍済み)の『おはようライナー』幕。これがすべて見納めとなってしまった。
▲215系の『おはようライナー』幕。215系の『おはようライナー』は1本だけだった。

最後の12日は金曜日だったこともあり、10両編成で運転される一部の『湘南ライナー』が15両編成に増強され、3722M列車3727M列車3737M列車(湘南ライナーの下り最終列車)には185系0番台宮オオA8編成+宮オオC3編成、3724M列車3453M列車(ホームライナー小田原の最終列車)には185系0番台宮オオA7編成、3452M列車には185系0番台宮オオA1編成、3733M列車には185系0番台宮オオA1編成+宮オオC4編成、3456M列車(おはようライナー新宿の最終列車)・3731M列車には185系0番台宮オオA6編成、3732M列車(湘南ライナーの上り最終列車)・3725M列車には185系0番台宮オオA5編成+宮オオC6編成、3730M列車3451M列車には185系200番台宮オオOM09編成、3726M列車3729M列車には215系横コツNL-2編成、3454M列車3723M列車には215系横コツNL-4編成、3728M列車3721M列車(東京発下りで唯一の貨物線経由)・3735M列車(215系充当の最後の『湘南ライナー』)には215系横コツNL-1編成がそれぞれ充当されました。過去には普通列車に使用されていたことのある185系を有効活用する手段として設定された『湘南ライナー』系統ですが、1992年からはオール2階建て車両の215系が投入され、湘南エリアの通勤を支えてきました。『湘南ライナー』系統は約35年間の歴史に幕を下ろし、特急『湘南』に引き継がれることになります。最終の下り『湘南ライナー』(17号・3737M列車)は東京を23時30分に発車する列車で終電間際(この時間帯の東海道線は東京発着)であるにも関わらず多くのファンが詰めかけ、運転終了を惜しみました。