2021年3月3日

【帰らぬ長旅へ】東日本旅客鉄道E217系横クラY-49編成が長野総合車両センターへ配給輸送される

2021年3月3日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系横クラY-49編成(クハE217-49以下11両)が長岡車両センター所属のEF64形1032号機に牽引され所属先から長野総合車両センターまで配給輸送されました。ドアステッカーが撤去されていたため廃車解体処分になるものと思われます。
▲ひなまつり当日に住み慣れた地を離れ帰らぬ旅に出たE217系横クラY-49編成。基本編成で3編成目の廃車除籍処分である。一部で仕様変更されたE235系1000番台横クラF-07編成+横クラJ-07編成が運用開始したことも影響していそうだ。

今回の配給輸送は前回の横クラY-48編成(クハE217-48以下11両)と同じく、大船(JO-09)→新鶴見信号場→府中本町(JN-20)→立川(JC-19,JN-26)→長野の経路で運転されました。今回廃車となった横クラY-49編成は1999年に旧新津車両製作所(グリーン車のみ川崎重工業兵庫工場)で製造された8次車ですので、わずか約22年で置き換えられた形となります。全ての車両が廃車解体処分になるものと思われます。一方でその前日の2日には東京総合車両センター田町車両センターに疎開回送されていたE217系横クラY-43編成と横クラY-125編成が所属先へ戻りましたが、依然として動向が注目されています。

E217系の廃車はこれで通算5編成目となり、在籍数は11両48編成(528両)と4両44編成(176両)の合計704両となりました。今朝、3728M列車(215系横コツNL-2編成)に乗車中に鎌倉車両センターでE217系横クラY-49編成と牽引担当のEF64形1032号機が連結されている状態を確認したため、もしやと思っていたのですが、その通りになりましたね。

【E217系の在籍状況】※2021年3月3日現在
 基本編成(11両)…48編成(−1) 付属編成(4両)…44編成(±0)
 廃車除籍(11両)…  3編成(+1) 廃車除籍(4両)…  2編成(±0)