2021年3月12日のダイヤ改正前日に、東日本旅客鉄道185系200番台宮オオOM04編成と0番台宮オオC1編成が所属先の大宮総合車両センター(宮オオ)から尾久車両センター(東オク)へ疎開回送されました。宮オオOM08編成+宮オオC2編成とともにダイヤ改正を前に運用を離脱したものと思われ、動向が注目されます。
▲2021年3月13日のダイヤ改正の直前に疎開回送された元湘南色ブロック塗装の185系0番台宮オオC1編成。両編成とも廃車除籍の動きが予想されるため注意が必要だ。
疎開回送された編成のうち、宮オオC1編成は2012年に宮オオA8編成に続き、付属編成では初めてストライプ塗装に復元された編成です。定期運用終了の前日にまさかの12両2組分(24両)が尾久車両センターに疎開される展開となりましたね。3月13日から特急『踊り子』の全定期列車と3月15日から新設される特急『湘南』にE257系2000番台・2500番台が充当されるため、これらの編成の留置スペースを空けておくための措置と思われます。しかし2022年にはすべての185系が廃車となることが明らかになっているため、臨時列車向けに数編成は残しそうですが、団体専用向けの編成が一部の春の臨時快速列車に充当されることになっているため、疎開中の宮オオOM03編成を除くと宮オオB5編成または宮オオB6編成による充当が考えられそうです。
宮オオOM08編成+宮オオC2編成と宮オオOM04編成+宮オオC1編成は廃車となるまで当面尾久車両センターで過ごすことになるものと予想されます。昨年の251系のときも廃車まで疎開回送されたことがあります。185系0番台宮オオA4編成以来となるダイヤ改正後の最初の廃車はどの編成になるでしょうか。今後は15両での疎開回送があり得るかもしれません。2022年までの185系の全廃までどんな運命が待ち受けているのか、注目したいところです。