2021年3月12日、東急電鉄8500系8616Fが長津田検車区から近接の長津田車両工場まで自走回送されました。ドアステッカーや広告ステッカーがすべて撤去されているため、廃車除籍処分になるものとみられます。
▲側面部の種別行先案内表示器が3色LED式ではなくフルカラーLED式だった8600系8616Fが帰らぬ旅へ。2020系の導入数は20編成を突破し5000系の在籍数を上回っている。
この編成は2005年に同系列で初めて種別行先案内表示器がフルカラーLED化され、一部編成に普及しました(すでに廃車済みの大井町線8500系など)。そのあと田園都市線向けの編成については8616Fと8634Fの側面部を除いて3色LED式に戻され、現在に至ります。このために8500系では珍しく側面部の種別行先案内表示器がフルカラーLED式で残っている編成でもありました。すべての車両が解体処分となり、陸送されるものと思われます。