2021年3月10日以降、東日本旅客鉄道武蔵野線の209系500番台で自動放送装置が搭載されていなかった千ケヨM72編成(クハ209-541以下8両)に自動放送装置が搭載され、ダイヤ改正直前までに在籍する全編成が自動放送対応となりました。
▲制御装置更新前の2010年から武蔵野線で運用されている209系500番台の千ケヨM72編成に自動放送装置が搭載され、武蔵野線仕様は全編成が自動放送に対応した。209系500番台で自動放送がないのは京葉線仕様の千ケヨ34編成(クハ209-517以下10両)のみである。
この系列では2010年から活躍する千ケヨM71編成(クハ209-513以下8両)・千ケヨM72編成・千ケヨM73編成(クハ209-515以下8両)ではまだ205系0番台・5000番台が主力車両だったときもあり、自動放送装置は搭載されていませんでした。E231系0番台が三鷹車両センター(1編成のみ松戸車両センター、ただし元々の配置先は三鷹車両センター)から転入した際にも209系500番台の武蔵野線仕様で初めての自動放送搭載編成となった千ケヨM74編成(クハ209-516以下8両)が転入した場合でも自動放送装置は搭載されていませんでした。しかし205系が完全に撤退して以降、千ケヨM71編成に初めて自動放送装置が搭載されたことで、千ケヨM73編成にも搭載され、残るは千ケヨM72編成のみとなっていました。ダイヤ改正前までに全編成が自動放送対応になりましたが、京葉線仕様の千ケヨ34編成には自動放送装置が搭載されていないため、自動放送対応になるかどうかが注目されます。