2021年3月13日から、東日本旅客鉄道内房線木更津以南、外房線上総一ノ宮以南および成田線の一部区間および鹿島線でE131系がワンマン運転で営業運転を開始しますが、同系列12編成の投入に伴って209系2000・2100番台の動向が注目されているのです。
▲209系2000・2100番台は4両編成と6両編成が存在するが、6両編成の一部で中間電動車2両(1ユニット分)が抜き取られて4両編成に短縮された編成が登場した。房総エリアの普通列車は4両編成と6両編成を繋げた10両編成の運用が無くなるためか、最長でも4両編成を2本繋げた8両編成ということになるだろうか。
▲内房線木更津と外房線上総一ノ宮を安房鴨川経由で直通するワンマン運転の普通列車に充当されるE131系。同系列を使う普通列車は乗降の際に必ず半自動ドアスイッチを操作する必要がある。単独の2両編成または2本繋げた4両編成で運用される。
幕張車両センターに配置されていた113系および211系3000番台(現在は一部が豊田車両センターに在籍)の置き換えで投入された209系2000・2100番台は2009年から営業運転に投入され、現在まで約12年間にわたって活躍しています。4両編成・6両編成ともに両先頭車はセミクロスシートに改造、2号車のモハ208-2100には車椅子対応の洋式トイレが設置されました。同系列の6両編成のうち、元千マリC613編成(クハ209-2113以下6両)と2月に検査出場したばかりの元千マリC620編成(クハ209-2120以下6両)がなんと4両編成に短縮されているようです。前者はモハ209-2125+モハ208-2125のユニット、後者はモハ209-2139+モハ208-2139のユニットがそれぞれ抜かれているものと思われます。いずれも館山・安房鴨川寄りから2両目と3両目の4号車と5号車に組み込まれていた車両で車椅子対応の洋式トイレを設置していない電動車ユニットとなります。なお元6号車は新4号車に変更されているものと思われます。6両編成が4両編成に短縮されるということは、ダイヤ改正後の房総エリアでの普通列車で最長は8両編成になるものと思われ、209系2000・2100番台の6両編成がどのくらい削減されるのか不透明ですが、2両編成(E131系のみ)、4両編成、8両編成(4両編成2本連結)の様々なバリエーションでの編成形態となることが予想されます(直通で乗り入れする車両を含めると10両編成、11両編成、15両編成もある)。