2021年3月10日

【群馬へ旅立つ】小田急電鉄1000形1053F(4両固定編成)のデハ1103・クハ1153が大野総合車両所から搬出される

2021年3月9日、廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1053F(4両固定編成)のうち、下り方2両のクハ1053・デハ1003が車体を分割のうえで大野総合車両所から搬出され、北館林荷扱所へと陸送されました。この次は8000形8251Fの搬出が開始されそうです。
▲ホームドア対応のバーコードが貼付されることはなく廃車除籍となり、大野総合車両所から旅立った1000形1053F。このあと8000形8251Fの解体に伴う搬出も実施されるだろう。

1000形1053Fはホームドア対応のバーコードが貼付されていなかったため、リニューアルの対象外となり、結果として廃車除籍の動きとなりました。レーティッシュカラー編成を除く1000形のうち、4両固定編成でリニューアルされていないのは1051F・1062Fの2編成のみで両編成の動向が注目されます。1051Fはクヤ31形連結対応なので、1752Fとともにどんな運命を辿ることになるのでしょうか。それにしてもワイドドア車よりも4両固定編成でリニューアル対象から外れた編成を廃車としたことが謎ですが、6両固定編成はワイドドア車を含めて多摩線・江ノ島線および小田原線新松田(OH41)~小田原(OH47)間の運用には欠かせないため、4両固定編成の廃車除籍を優先したものと思われます。8000形チョッパ制御更新車と1000形でリニューアル対象外となった4両固定編成が結果的に2代目5000形(10両固定編成)で代替されたことになりますね。