2022年3月7日

【直行で便利だったあの列車が】小田急電鉄江ノ島線直通の『快速急行片瀬江ノ島(OE16)』見納めに

2022年3月6日をもって、小田急電鉄小田原線と江ノ島線を直通する新宿(OH01)発の快速急行のうち、土曜休日のみ藤沢(OE13)発着を延長する形で運転されていた片瀬江ノ島(OE16)発着の列車(『快速急行片瀬江ノ島』)が見納めとなりました。
▲もともと江ノ島線の快速急行は藤沢発着列車がほとんどで片瀬江ノ島発着列車はごくわずかであったが、2018年3月のダイヤ改正で平日の片瀬江ノ島発着が消滅した代わりに土曜休日の大半が片瀬江ノ島発着となった。土曜休日に江ノ島方面へのお出かけに便利だったが、2022年3月12日で再び全列車が藤沢発着に戻る形になり、見納めとなってしまった。
▲江ノ島線快速急行には全通勤形車両が充当されていた。このうち2代目5000形の『快速急行片瀬江ノ島』は約2年で見納めとなってしまった。なお3月12日以降の片瀬江ノ島発の優等種別列車はロマンスカーを除くと平日5時09分発、土曜休日5時11分発の急行新宿行きのみとなるので注意してほしい(平日は相模大野(OH28)から快速急行)。
▲リニューアル更新工事を受けて運用復帰した1000形1092F(10両固定編成)の日中時間帯の片瀬江ノ島入線はわずか数日間だけとなってしまった。ただし10両編成(E運用)の1運用だけ片瀬江ノ島停泊となる運用があるため、それに繋がる運用ならば片瀬江ノ島入線の機会はある。

この日は14時16分頃の人身事故などでダイヤが乱れていましたが、平日に片瀬江ノ島行きの快速急行はないため、実質はこの日の運転が最後となりました。ただし現行ダイヤでは10両編成1本(1運用・2022年3月11日まではE16運用→E17運用)が片瀬江ノ島1番ホームに留置される運用となっていることを考えると、下り優等種別列車で藤沢(OE13)1番ホーム到着後に片瀬江ノ島まで回送して留置し、翌日の平日の5時09分発、土曜休日の5時11分発の急行(平日のみ相模大野から快速急行に変更)での運用となるのでしょうか。10両編成は送り込み回送と早朝の急行以外は片瀬江ノ島には入線しなくなるので、乗り換えなしで片瀬江ノ島に行きたい場合はロマンスカーのみとなってしまいます(早朝深夜に藤沢を跨ぐ各駅停車は存在する)。リニューアル更新工事を受けて営業運転に復帰した1000形1092Fも日中時間帯での片瀬江ノ島に入線したのはわずか数日間のみとなってしまいました。快速急行片瀬江ノ島行きの設定自体は平日に運転経験があるため長いですが、土曜休日のみではわずか4年で消滅する形となります。