2022年3月12日のダイヤ修正より、小田急電鉄小田原線の新宿(OH01)~町田(OH27)間での急行列車削減(新松田(OH41)・小田原(OH47)~新宿を結ぶ急行の区間短縮)により町田以西では6両固定編成による急行運用が再び増加したほか、江ノ島線では藤沢(OE13)で運転系統が分離されました。江ノ島線では藤沢での乗り継ぎがほぼ必須となります。
▲小田原線町田以西の急行列車はほとんどが6両固定編成による運転で新松田以西は各駅停車となる列車だ。特に土曜休日は小田原・新松田発の急行新宿行きは夜間帯の4本のみで(藤沢発の急行新宿行きは片瀬江ノ島(OE16)発の1本を含む6本)、逆に新宿発の急行新松田・小田原行きは土曜休日では早朝7本と夜間1本のみとなっている。
▲藤沢で運転系統が分離された江ノ島線。ダイヤ修正初日に藤沢~片瀬江ノ島(OE16)間往復のシャトル運用には3000形3255F・3258F(いずれも旧東急車輛製造2次車・6両固定編成)が充当された。3255Fは大野総合車両所出庫の5105レ(江0606←大0522)から送り込みの形で充当され、3258Fは前日の藤沢4番ホーム停泊の出庫からシャトル運用に充当されている。
小田原線町田以西のみ運転される急行列車(新松田以西各駅停車)は1000番代(→7000番代)で列車番号が設定され、江ノ島線シャトル運用(藤沢を跨ぐ列車を除く)は5700番代(ダイヤ修正前の夜間帯の一部列車に設定されていた列車番号)が用いられているようです。小田原線の6両固定編成の急行運用は小田原~新松田間発着のシャトル運用を削減する狙いがありそうです。江ノ島線のシャトル運用の設定は人身事故などで運転見合わせとなった際に運転可能区間で車両のやりくりすることと関係性がありそうです。初日の江ノ島線内シャトル運用の当該は土曜休日ダイヤでは藤沢4番ホーム出庫編成(土曜休日A31運用)と下り5105レ(運用番号調査中・江0606←大0522)に充当された編成の片瀬江ノ島到着後折り返しからとなっているようで(ただし最後は5326レ(江2418→大2500)でシャトル運用を脱出する)、前者は3258F、後者は3255Fが充当された形です。こうなると以下の運用が予測できます。
・相模大野(OH28)始発の5101レ(江0538←大0455)の折り返しは5108レ(江0543→大0630)となるため江ノ島線シャトル運用に入らない可能性が高い
・藤沢4番ホーム出庫の土曜休日A31運用は5701レ(江0553←藤0547)から終日江ノ島線のシャトル運用(片瀬江ノ島留置)、翌日のA32運用(5102レまたは5104レのいずれか)でシャトル運用を抜け出す
・大野総合車両所出入庫となる土曜休日A運用は出庫後の5105レと入庫前の5326レ以外は基本的に江ノ島線のシャトル運用(早朝での事故の場合は片瀬江ノ島出庫編成で代用可能)
・相模大野発片瀬江ノ島行き最終列車(列車番号調査中・江2459←大2417)は片瀬江ノ島留置(停泊)となるが、出庫時はA32運用とは別の運用番号(5102レまたは5104レのいずれか)で出庫となるため江ノ島線シャトル運用には入らない
江ノ島線シャトル運用は土曜休日ではA31運用ともうひとつの運用の2つがあることが判明しました。こうなるとその前後の運用が大野総合車両所入出庫、藤沢4番ホームで停泊する土曜休日A31運用が藤沢4番ホーム出庫、片瀬江ノ島2・3番ホームまたは4番ホーム留置(1番ホームは10両編成のE運用1本が留置)、A32運用が片瀬江ノ島2・3番ホームまたは4番ホーム出庫となることが予想できますね。藤沢4番ホーム停泊は前日の相模大野24時01分発の各駅停車(列車番号調査中・藤2434←大2401)の藤沢到着時と思われます。その列車は新たな運用番号として(仮)A30運用が設定されているのでしょうか。前回のダイヤ改正時はA23からA30の運用番号は欠番でしたので、その運用番号が充てられている可能性はありそうです。
いきなり江ノ島線のシャトル運用が調査である程度判明したのは大きいですねぇ。
※運用番号はひとつ確定しておりますが、鋭意調査中です