2022年3月22日

【おかえり】相模鉄道10000系10703F(8両固定編成)が制御装置を更新し長野総合車両センターを出場、甲種輸送される

2021年12月に東日本旅客鉄道長野総合車両センターに入場し、VVVFインバータ制御装置の更新工事を受けていた相模鉄道10000系10703F(8両固定編成)が2022年3月21日に出場し、所属先のかしわ台車両センターまで甲種輸送されています。
▲10000系8両固定編成で初の制御装置更新工事を施工された10703F。そのあと10701Fと10702F(いずれも10両固定編成)では前照灯の移設とLED式への交換、種別行先案内表示器と列車番号表示器のフルカラーLED式への換装が実施され、10701Fではさらに3代目塗装への変更と座席モケット・吊革・車番ステッカーの交換がなされていた。
▲2021年5月に外観が11000系と似た姿で運用復帰した10000系10702F。2代目塗装を維持しつつもクハ10502はで前面部の車番がやや車体側面部寄りに移設された。今回の10703Fはこの先どのような姿になって運用復帰を果たすのだろうか。

10000系の制御装置更新車は通算3編成目となり、残る制御装置未更新車は5編成(10704F・10705F・10706F・10707F・10708F)となります。現在のところ番号順に施工されている状況ですので、10704F(8両固定編成)の動向が注目されます。これまで制御装置更新工事を施工された編成は前照灯の交換・移設や種別行先案内表示器・列車番号表示器の換装が実施されていることから、10703Fでも同様の工事を受けるものと思われます。ただし3代目塗装となっているのは10701Fだけですので、10702Fと同じ姿で運用復帰するものと予想されています。少なくとも10702Fと同じ改造工事を受けることは想像に難くないですね。ちなみに8両固定編成の運用は平日・土曜休日ともに11~15・21~25の各運用が設定されており、運用数10に対し8両固定編成は9編成(10000系8両固定編成が5編成、20000系8両固定編成が4編成)と1本分足りないため、10両固定編成による穴埋めが実施されています。10703Fがすぐに運用復帰することは考えにくいですからね。

【10000系の制御装置更新状況】2022年3月21日現在 紺色は3代目塗装車
《未更新》  8両固定編成…10704F10705F10706F10707F
     10両固定編成…10708F
《入場中》  8両固定編成…なし
     10両固定編成…なし
《更新済》  8両固定編成…10703F
     10両固定編成…10701F10702F