2022年3月13日

【車掌が不在に】東日本旅客鉄道宇都宮線(宇都宮~黒磯間)、日光線、相模線、川越・八高線でワンマン運転を開始

2022年3月12日より、東日本旅客鉄道宇都宮線宇都宮~黒磯間、日光線、相模線、川越線・八高線電化区間(川越~八王子間)で車掌が乗務しないワンマン運転が開始されました。
▲宇都宮線宇都宮~黒磯間と日光線、相模線では既存車両の205系から新型車両のE131系に置き換えられて統一され、『普通』『各駅停車』表示に代わり『ワンマン』表示がなされるようになった。自動放送アナウンスでは『○○行き、ワンマンカー』と案内される。
▲川越線・八高線電化区間では209系3500番台・E231系3000番台をすべてワンマン運転対応に改造し運用している。LED式行先案内表示器に緑色の枠に『ワンマン』を追加した表示がなされている。自動放送アナウンスでは『この電車はワンマン運転です』と案内される。
▲廃車除籍処分が予想される205系500番台・600番台と209系3100番台。205系はいずれも複数編成での配給輸送が予想されている。209系3100番台は2編成しかいないため、1回の配給輸送で済みそうか。

2021年3月のダイヤ改正では内房線木更津以南、外房線上総一ノ宮以南、鹿島線、水戸線の4路線でワンマン運転が開始されましたが、2022年3月のダイヤ改正では新たに宇都宮線宇都宮~黒磯間、日光線、相模線、川越線・八高線が追加され、ダイヤ改正のタイミングでのワンマン運転を開始した最多路線数となりました(首都圏エリアに限りますが)。このうち、宇都宮線の小山~宇都宮間では小山車両センター出庫で宇都宮を跨ぐE131系600番台の運用でも、相模線、川越線・八高線では区間運転の列車であってもワンマン運転が実施されています(ただし半自動ドア扱いは宇都宮を過ぎてから)。発車メロディは基本的に側面部に設置されている車外スピーカーから流れるようになり、各駅から流れる発車メロディは聞けなくなりました。この駅限定でのメロディも多かっただけに残念に思います。茅ヶ崎は1番線と2番線で昨年11月から使用されていたメロディですが、わずか5ヶ月足らずで聞き納めとなってしまいました。

ワンマン運転開始路線での定期営業運転を終了した205系500番台・600番台、209系3100番台の今後の動向が注目されます。