2022年3月5日

【EF64形1031号機単機回送】東日本旅客鉄道205系500番台の廃車解体に伴う配給輸送列車に向けた準備か

2022年3月3日、東日本旅客鉄道国府津車両センター(横コツ)に長岡車両センターの電気機関車EF64形1031号機が単機回送されました。この電気機関車はE131系500番台に置き換えられた205系500番台の廃車解体に伴う配給輸送列車運転に向けた連結試験と思われます。
▲車両の廃車解体の配給輸送に使用されるEF64形は1030号機(写真手前の1両)・1031号機・1032号機の3機が長岡車両センターに配置されている。2022年2月でEF64形1046号機の検査出場をもって同形式の全般検査が終了していることもあり、動向には注意したい。
▲205系500番台はほぼすべての編成が運用から離れている。ドアステッカーを撤去されている編成もあり、E217系付属編成のように1回の配給輸送列車で複数編成分を長野総合車両センターに輸送することが予想される。

205系500番台の大半が営業運転を離脱してもすぐに廃車解体処分とならなかったのには、双頭連結器を備えるEF64形1030号機・1031号機・1032号機との連結確認の必要性があったからのようですね。その確認に1031号機が使用されたものとみられます。一度に複数編成の配給輸送が貨物線経由で予想されますので、時間帯によっては大船(JT-07)でファンが集まることも予想されます。廃車となる車両はもちろんですが、EF64形の今後にも注意しないといけません。というのもEF64形の全般検査が2022年2月の1046号機への施工をもって終了していることから、首都圏向けの新型車両および廃車車両の配給輸送に用いられるEF64形1030号機・1031号機・1032号機の今後も気になるところです。