2022年3月26日

【313系転入による玉突き廃車】東海旅客鉄道211系5000番台3両2編成が313系8000番台の転入で廃車に

2021年3月24日、東海旅客鉄道中央本線向けとして神領車両区に315系が投入されたことで神領車両区に所属していた313系が順次大垣車両区・静岡車両区に転属しており(後者はもとセントラルライナー車両の8000番台のみ)、211系に廃車が発生していますが、静岡車両区向けの5000番台にも廃車が生じました。
▲写真の211系5000番台についに廃車が発生した。当該は静シスLL5編成と静シスLL10編成の2本で2006年に大垣車両区から転入した車両であった。

今回廃車となっのは静シスLL5編成・静シスLL10編成で、2006年に大垣車両区から転入し、主力の東海道本線のほか、御殿場線や身延線(基本的に富士(CA-08,CC-00)~西富士宮(CC-08)間のみ)で運用されていました。元セントラルライナー車両の313系8000番台(6編成)の転入による玉突きでの余剰廃車と思われます。静岡車両区には8000番台のみ転入してきましたが、315系の追加投入状況次第で313系の転配が予想されるため、そのときには211系の置き換えがさらに進みそうな気がします。

313系8000番台は中央本線での運用を終了したあと全6編成(18両)が静岡車両区に転入しましたので、3両固定編成の211系5000・6000番台の一部が置き換えられていきそうですね。この車両の転入で静岡地区では初めての転換クロスシート車の登場となります。これまでにロングシートのみのイメージが強かった静岡エリアに転換クロスシート車ということで、313系8000番台が充当される列車には注目が集まることは間違いないですね。外観上でも前面・側面のオレンジの塗装が目立つため、分かりやすいですしね。熱海(JT-21,CA-00)で313系8000番台はやや違和感がありそう…。