2022年3月16日、東急電鉄3000系3010Fの前面部・側面部の種別行先案内表示器が従来の3色LED式からフルカラーLED式に換装されて営業運転に就いています。列車番号表示器は従来のままですが同系列で種別行先案内表示器がフルカラーLED式に換装されるのは初めてのことと思われます。
▲目黒線3000系に種別行先案内表示器がフルカラーLED化された編成が登場。車内LCD式案内表示器の設置など5000系列ベースの中間増備車に仕様を合わせたのだろう。他の編成にも順次換装が実施されるのか注目だ。
3000系では新たに4号車・5号車として組み込む中間増備車が次々出場しており、その車両仕様に合わせたものと思われます。3色LED式では日本語と英語の交互表示ですが、前面部・側面部ともに英語は上下2段で表示され、上段に種別、下段に行先を表示するタイプとなっていますね。フルカラーLED式の場合は英語表記であっても上下2段での表示になることはなくなりましたが、行先の英語表記は2段になったものがあります。ちなみに種別車内のLCD式旅客案内表示器は相模鉄道直通対応改造工事にあわせて全13編成(78両)が2段タイプのLED式案内表示器から更新されていますので、種別行先案内表示器の交換も全13編成に施工されるものと思われます。5000・5080系5181F・5182Fも相模鉄道直通対応工事とともに種別行先案内表示器と車内案内表示器が換装されていますね。
乗り入れ車両の東京地下鉄9000系はリニューアルおよび8両固定編成化、6300形6313Fまでの編成は6500形への置き換え、3000系のフルカラーLED化でいずれは目黒線から3色LED式の種別行先案内表示器を搭載する車両がだいぶ少なくなることが予想されます。