2022年3月8日、東日本旅客鉄道E235系1000番台(横クラ)の基本編成の4号車・5号車に組み込むグリーン車3編成分6両が総合車両製作所横浜事業所を出場し、普通車を製造している総合車両製作所新津事業所まで甲種輸送されました。昨年6月以来の増備が期待されます。
▲E235系1000番台の本格増備が再開へ。横浜事業所から3編成分6両のグリーン車が普通車の待つ新津事業所へ向かった。E235系1000番台グリーン車の出場甲種輸送は昨年4月の横クラF-12編成・横クラF-13編成に組み込まれたグリーン車2編成分4両以来ということで、実に約11ヶ月ぶりだ。
▲E235系1000番台の増備が中断された時期でもE217系の廃車解体処分に伴う配給輸送列車は運転されていた。E217系の置き換えも本格的に再開となるので再び記録しておこう。
今回出場したグリーン車は機関車次位からサロE235-1014+サロE234-1014(F-14編成)+サロE235-1015+サロE234-1015(F-15編成)+サロE235-1016+サロE234-1016(F-16編成)の6両で横クラF-14編成(クハE235-1014以下11両)・横クラF-15編成(クハE235-1015以下11両)・横クラF-16編成(クハE235-1016以下11両)に組み込まれる分とみられます。総合車両製作所新津事業所ではこの3編成分の普通車と横クラJ-14編成(クハE235-1114以下4両)、横クラJ-15編成(クハE235-1115以下4両)、横クラJ-16編成(クハE235-1116以下4両)の製造が進められているものとみられます。今回の3編成分は2022年度分と思われ、本格的な増備再開が予想されます。これまでは205系の置き換えでE131系が投入された経緯もありますので、徐々にE217系の記録を再開するようにしましょう。