2022年3月4日

【実に5056F以来】小田急電鉄5000形5060F(10両固定編成)が川崎車両株式会社兵庫工場を出場、甲種輸送される

2022年3月2日から5日にかけて川崎車両株式会社兵庫工場で製造された小田急電鉄5000形5060F(新宿(OH01)寄りからクハ5060+デハ5010+デハ5110+サハ5160+サハ5260+デハ5210+デハ5310+サハ5360+デハ5410+クハ5460)の甲種輸送が海老名検車区まで実施されました。
▲2代目5000形の通算10本目の5060Fが登場。2022年の同形式の新製出場は初めてだが、今回の5060Fは旧川崎重工業から川崎車両株式会社となって初めて製造された編成でもある(ただし前身の川崎重工業時代から数えると5056F以来で5本目である)。
▲1000形は現在も運用を続けているワイドドア車6両固定編成の1754Fの廃車除籍はほぼ確実とみられる。4両固定編成は長期間休車状態の1062Fが陸送されるのだろうか。
▲旧川崎重工業兵庫工場で製造された5000形5056F。5051F・5052F・5055Fとこの編成は川崎重工業時代に製造されたが、5060Fでは川崎車両株式会社となって初めてである。

これまで5057Fから5059Fまでは日本車両製造豊川製作所で製造されてきましたが、今回の5060Fでは旧川崎重工業から川崎車両株式会社となって初めて製造されました。なお前身の川崎重工業時代まで遡ると5056F以来で約1年ぶりとなります。これにより同形式の在籍数は10編成(100両)となります。この編成の登場で1000形1754Fと休車中の1062Fの動向が注目されます。またリニューアル更新工事と重要部検査を受けた1092F(10両固定編成)が26日の土曜休日E39運用から営業運転に復帰していますので、今後はリニューアル対象から外れた1058F・1061Fのレーティッシュ2編成と1251F・1253F・1254F(6両固定編成)の動向も気になります。

【これまでに登場した5000形】※2022年3月3日現在
<川崎車両株式会社(旧川崎重工業兵庫工場)>
5051F・5052F・5055F・5056F・5060F
<総合車両製作所横浜事業所>
5053F・5054F
<日本車両製造豊川製作所>
5057F・5058F・5059F