2021年7月26日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1060F(レーティッシュ・4両固定編成)のクハ1060とデハ1010が8月2日に車体を分割のうえ大野総合車両所から北館林荷扱所に陸送されました。
▲1000形レーティッシュカラーの1060Fが私鉄車両の墓場、北館林荷扱所へ旅立った。残るレーティッシュカラーは1058F・1061Fのみとなっている。
同編成が廃車除籍処分とされたことでその代替として1000形4両固定編成のリニューアル車が初めて箱根登山鉄道運用に充当され、これまでに1057F・1063Fの2編成がリニューアル更新工事施工後初めて箱根湯本(OH51)までの乗り入れを果たしています。このためレーティッシュカラーの1058F・1061F、クヤ31形連結対応の1051Fの動向が注目されます。廃車となった1060Fは2021年7月25日の土曜休日114運用(6816レ・湯2016→厚2134)まで運用されていたことから、休車期間が設けられずにそのまま除籍処分となっていたようです。また前回の1059Fにはなかった車番が手書きされており、クハ1060の前面部左下に『1060』とペンで書かれた跡がありました。
【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年7月26日現在 合計140両/全体196両(リニューアル中を含む)
※青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
※青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
紫色…箱根登山鉄道と兼用、緑色…リニューアル更新工事施工中
*4両固定編成…10編成(40両、リニューアル28両、レーティッシュ8両)
内訳…1051F・1057F・1058F・1061F・1063F・1064F・1065F・1066F・1067F・1069F
*6両固定編成…5編成(30両、ワイドドア12両)
内訳…1251F・1253F・1254F・1754F・1756F
*4両固定編成…10編成(40両、リニューアル28両、レーティッシュ8両)
内訳…1051F・1057F・1058F・1061F・1063F・1064F・1065F・1066F・1067F・1069F
*6両固定編成…5編成(30両、ワイドドア12両)
内訳…1251F・1253F・1254F・1754F・1756F
*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F・1092F・1093F・1094F・1095F・1096F・1097F
内訳
内訳…1091F・1092F・1093F・1094F・1095F・1096F・1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。
*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F
内訳…1092F
*休車中…10両
内訳…1062F・1755F
*廃車確定済…56両 ※搬出予定車両を含む
赤色…レーティッシュ内訳
【編成単位で廃車】 合計48両
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1062F(クハ1062・デハ1012・デハ1112・クハ1162)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)