2021年8月25日

【付随車は元先頭車】小田急電鉄1000形1755F(ワイドドア車6両固定編成)のデハ1805・サハ1855が陸送される

2021年7月20日の5117レ5331レ(平日A34運用)をもって運用を離脱して廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1755F(ワイドドア車6両固定編成)のクハ1755・デハ1705が8月25日に車体を分割され大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。
▲廃車除籍となった1000形1755Fのデハ1805・サハ1855が群馬へ旅立つ。この車両の陸送をもって下り方1番ドアがノーマルドアでそれ以外がワイドドアの付随車は消滅。なお1754Fと1756Fではいずれも上り方4番ドアが元先頭車からの改造でノーマルドアとなっている。
▲残るワイドドア車は1754Fと1756F(写真)のみである。なお4両固定編成はレーティッシュカラーの1059F・1060Fが廃車除籍処分となっているため、ワイドドア車2本と1051F・1058F・1061Fの動きに注意だ。
▲ノーマルドアの1251F(写真上)・1253F(写真下)・1254Fは相変わらず動向が読めない。1251F以外はいずれも相方となっていた1053F・1054Fが廃車除籍処分となっているほか、1051Fは事実上の箱根登山鉄道とクヤ31形の電源供給車の兼用となっている。

1000形ワイドドア車は奇数番号が消滅、偶数番号の1754F・1756Fのみとなっており、この両編成と1051F・1058F・1061Fの動向が注目されています。なお動向が読めない1251F・1253F・1254Fについても今後の動きに注意する必要があるために記録を進めておきましょう。床下機器を撤去され車体が分割されたデハ1805・サハ1855の陸送により、デハ1905・クハ1955が解体線に移動、床下機器の撤去後に搬出されるものとみられます。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年8月25日現在 合計140両/全体196両(リニューアル中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
 紫色…箱根登山鉄道と兼用、緑色…リニューアル更新工事施工

*4両固定編成…10編成(40両、リニューアル28両、レーティッシュ8両)
内訳…1051F1057F1058F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…5編成(30両、ワイドドア12両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F1756F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…52両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計44両
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)