2021年8月9日、東京地下鉄鷺沼検車区所属の8000系8107Fが所属先から北館林荷扱所まで列車番号49Sで自走回送されました。廃車解体に伴うものと思われ、8000系では初めての廃車となります。
▲18000系の運用開始に伴い、8000系(写真)の先陣を切って8107Fが帰らぬ旅へ。長らく走り慣れた線路を進み、03系と同様に北館林荷扱所まで自走回送となった。
8000系は全19編成(190両)が在籍しますが、定期的に東武鉄道スカイツリーラインに乗り入れているため、03系と同様に自走での廃車回送となったようです。5月28日の終電後に8107Fを使用して北館林荷扱所までの試運転列車を走らせたことから、動向が注目されていましたが、北館林荷扱所までの試運転に使用された8107Fが最初に廃車回送される形となりました。この編成は前面部・側面部の種別行先案内表示器のフルカラーLED化、列車番号表示器の白色LED化はされませんでしたが、車内には停車駅案内表示などが長方形の『パッとビジョン』と呼ばれるLCD式旅客案内表示器が設置されていました。8107Fの廃車除籍により、残る8000系は18編成(180両)です。
【鷺沼検車区8000系の在籍状況】2021年8月9日現在
《現役》10両18編成(180両)…8101F~8106F・8108F~8119F
《廃車》10両 1編成( 10両)…8107F