2021年8月26日

【クハ8166のスカートに穴が】小田急電鉄8000形8066F(4両固定編成)がクヤ31形連結対応車両に

2021年8月25日、小田急電鉄大野総合車両所に入場していた8000形8066Fが出場し試運転を小田原線相模大野(OH28)~伊勢原(OH36)間で実施しました。この編成には8065Fと同様にクハ8166のスカートの一部分に穴が開いており、クヤ31形連結対応工事(ジャンパ線受の設置工事)を受けたようです。
▲クハ8166のスカート部分にジャンパ線受が設置され、8000形で2編成目のクヤ31形連結対応車両となった8066F。これも廃車除籍処分となった1000形ワイドドア車から移設されたのだろうか。8065Fが何らかの事情で使用できない場合に電源供給車になるものと思われる。

8000形でクヤ31形連結対応車両となるのは8065Fに続き2編成目となりました。1000形の代替として定期検測列車として運転する際にクヤ31形と連結されるものとみられます。これでクヤ31形連結対応となっている通勤形車両は1000形1051F(非リニューアル車)、8000形8065F・8066Fの4両3編成となっています。なお6両固定編成は1000形1752Fの廃車除籍をもって現役全編成が小田原(OH47)方の先頭車に連結器を持たないため改造対象にはならず、1000形以外で4両固定編成が存在するのは8000形のみであるため、同形式が選ばれたものとみられます。あと1編成に同様の改造工事が実施されるのか、それともこの2編成のみとなるのか注目されます。1000形の場合はワイドドア車を含む3編成がクヤ31形連結対応車両として選定されましたが、8000形ではどうするのでしょうか。動向が気になる1051F次第ではありますが、9月の定期検測列車の電源供給車となる形式と編成が注目されます。ただ近い時期に8000形との定期検測列車を見越すと、どこかでクヤ31形との併結試運転を行う必要があることは想像に難くないですね。

【クヤ31形連結対応車両】※2021年8月25日現在
《1000形》1051F《8000形》8065F・8066F