2021年8月8日

【既存車は照明交換のみ】小田急電鉄4000形で進む車内照明のLED化

2021年5月13日より、全16編成が在籍する小田急電鉄4000形で車内照明が蛍光灯からLEDに交換された編成が登場し、新製当初から東芝ライラック製のLED照明の4065F・4066Fとともに運用されています。
▲4000形4064Fまでの各編成、すなわち2011年度までに製造された同形式(対象の14編成)で車内照明のLED化が進んでいる。新製当初から東芝ライラック製のLED照明の4065F・4066Fのものとは異なり、川崎重工業製のLED照明が搭載されている。
▲車内照明が蛍光灯からLEDに変更された4000形4054F。なお乗り入れ先路線のワンマン運転対応となった4051FはLED照明化はされず、いまだに蛍光灯のままである。

2012年度以降に総合車両製作所横浜事業所で製造された4065Fと4066Fは当初から車内照明がLEDになっていますが、旧東急車輛製造(現在の総合車両製作所横浜事業所)および旧新津車両製作所(現在の総合車両製作所新津事業所)で製造された4064Fまでの編成の車内照明LED化は初めてでした。大野総合車両所で順次交換が実施されており、これまでに4051F・4059F・4060F・4062F・4063F・4064Fを除く10編成(100両)でLED照明化が確認されています。優先席付近は暖色、それ以外は白色とされ、4065F・4066Fの仕様に合わせられているようですね。1000形は廃車除籍となる編成を除き、リニューアル更新工事施工時に照明がLED化されていますので、3000形および8000形の蛍光灯の編成でも交換が進むのか注目されます。

【4000形の車内照明LED化状況】2021年8月7日現在
《蛍光灯のまま》4051F・4059F・4060F・4062F・4063F・4064F
《LED照明交換》4052F・4053F・4054F・4055F・4056F・4057F・4061F
《新製当初から》4065F・4066F