2021年8月7日

【半蔵門線の新たな顔に】東京地下鉄18000系18101Fが土曜休日59S運用で営業運転を開始

2021年8月7日の土曜休日59S運用より、東京地下鉄18000系18101Fが東急電鉄田園都市線、半蔵門線、東武鉄道スカイツリーラインでの営業運転を開始しました。同編成は長らく南栗橋車両管区に貸し出され、スカイツリーライン内で乗務員訓練が繰り返し行われていました。
▲ついに営業運転を開始した18000系。初日はトップナンバーの18101Fが土曜休日59S運用に充当された。最終運用はなんと中央林間(DT-27)発の青山一丁目(Z-03)行きである。
▲いよいよ置き換えが開始される8000系。鷺沼検車区からだと長津田車両工場の方が至近であるが、そこから解体先まではトラックによる陸送を伴う。しかしながら8000系はスカイツリーラインを自走できるため、鷺沼検車区から北館林荷扱所までの自走回送になりそうだ。

スカイツリーラインでの乗務員訓練を経て鷺沼検車区に返却され、ついに営業運転開始の運びとなりました。運用開始前は18101Fがスカイツリーライン、18102Fが田園都市線と一部の半蔵門線区間で試運転をしていましたが、18102Fが南栗橋車両管区に貸し出されたことで18101F・18102Fの2編成とも南栗橋車両管区に貸し出される形となっていました。同系列の投入によって全19編成が在籍する8000系が置き換えられ、日比谷線を引退した03系と同様に北館林荷扱所まで廃車回送されるものと思われます。これは8000系8107Fが北館林荷扱所までの自走回送を見据えて試運転を行っていたためで今後の動向が注目されることになります。

8000系は8110FのB修繕工事をもってすべての編成で改修工事が完了しましたが、同系列自体は1980年の登場から40年以上経っており(最短でも付随車の約27年)、当初は6両固定編成や8両固定編成で落成した編成もいれば(のちに車両の増備で10両固定編成に増強された)、当初から10両固定編成で登場し一部は東西線でも運用されたことのある編成がいます。様々な変遷や更新工事で長らく使用された8000系も遂にカウントダウンが始まりそうです。