2024年11月6日、東日本旅客鉄道では首都圏の主要線区において、2030年頃までに車掌が乗務しないワンマン運転を実施する計画としており、2025年春(ダイヤ改正時)に常磐緩行線綾瀬(C-19,JL-19)~取手(JL-32)間および南武線川崎(JN-01)~立川(JN-26)間で、2026年春(ダイヤ改正時)に横浜線・根岸線でワンマン運転を実施することを発表しました。南武線・横浜線は運用車両がE233系のみであり、ご当地メロディが導入されている各駅を中心に今後駅備え付けの発車メロディが聞けなくなることが予想されます。.JPG)
▲南武線は支線以外は全列車がE233系8000番台(写真は都ナハN1編成)・8500番台(写真の都ナハN36編成)で運転されている。この路線では使用頻度の少ないホームを含めてスマートホームドアの設置が進んでいるほか、登戸(JN-14)2番線、分倍河原(JN-21)1番線・2番線では新たにスリットフレームホームドアを導入することとなっている。.JPG)
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▲横浜線では全列車がE233系6000番台で運用されている。同系列が直通する京浜東北線・根岸線大船(JK-01)~東神奈川(JK-13,JH-13)間でもワンマン運転を実施する予定だ。ただしE233系1000番台によるワンマン運転導入は将来的に予定されており、根岸線内では同系列6000番台で運転される列車でワンマン運転が導入される。.JPG)
▲ワンマン運転対応車として運用されているE233系には写真のように非常用梯子が設置されている(写真は横浜線向け6000番台のもの)。
首都圏の主要路線区のうち、山手線、京浜東北・根岸線、中央・総武線(各駅停車)、埼京・川越線(大崎(JA-08)~川越間、相模鉄道直通列車の羽沢横浜国大(SO-51)~大崎間を含む)、常磐緩行線(各駅停車)、横浜線、南武線でワンマン運転を実施する計画となっており、その線区で運用される車両(東日本旅客鉄道の車両に限定するとE231系0番台・500番台、E233系1000番台・2000番台・6000番台・7000番台・8000番台・8500番台、E235系0番台)にはワンマン運転対応改造工事が進められています。2025年春(ダイヤ改正時)のワンマン運転導入は常磐緩行線(各駅停車)と南武線(本線)の2路線で予定されており、2026年春(ダイヤ改正時)のワンマン運転導入は横浜線・根岸線の2路線で予定されています(根岸線内では横浜線直通列車のみワンマン運転、ただし2030年頃までには京浜東北線・根岸線でも導入予定)。2030年頃までには山手線、京浜東北・根岸線、中央・総武線(各駅停車)、埼京・川越線(相模鉄道直通列車を含む)でも導入が計画されており、それに向けて車両面の整備(TASC設置やATOに対応する機器の設置など)が進んでいます。.JPG)
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▲2030年頃までにワンマン運転が導入される山手線。過去にはE235系0番台2編成(都トウ17編成・都トウ18編成)を用いてATOによる運転を営業列車で試験したことがある(写真右側の“ATO”と記載のある編成使用の列車)。.JPG)
▲2030年頃までにワンマン運転が導入される京浜東北線・根岸線。横浜線直通列車を除いた全列車がE233系1000番台で運転されており、この路線では日中時間帯の全列車が快速列車となり(快速通過駅へは途中から並行する山手線への乗り継ぎが必須)、田町(JK-22)~田端(JK-34)間を通過運転している。なお根岸線内では横浜線直通列車で先行してワンマン運転が導入される形となる。.JPG)
▲2030年頃までにワンマン運転が導入される中央・総武線。オール4扉車で残存したE231系0番台とE235系0番台導入によって転用されたE231系500番台で運転されている。なお三鷹(JB-01)~中野(JB-07)間および西船橋(JB-30)~津田沼(JB-33)間は東京地下鉄東西線・東葉高速鉄道直通列車も運転されているが現時点でこの直通列車に関するワンマン運転導入には触れられていない。.JPG)
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ワンマン運転導入が予定されている山手線ではE235系0番台に長編成ワンマン運転対応改造工事が順次施工されていますが、以前は(外回り・内回りで1編成ずつを想定し)2編成をATO試験で使用し、営業列車での試験運用を行っていた時がありました。私も1編成だけ出会うことができました。ホームドアは新宿(JY-17)・渋谷(JY-20)以外の各駅で整備済みで、これらの駅への設置が完了するとワンマン運転導入の準備がさらに進捗するものと見込まれます。京浜東北線・根岸線では運用車両のE233系1000番台にD-ATCやTASCが設置されており、ATACSのアンテナが設置されている編成もあります。使用頻度の少ない中線ホームを除いてほとんどのホームにホームドアが設置されていますので、準備は着々と進んでいるようです。ただし根岸線は横浜線直通列車(E233系6000番台)で先行してワンマン運転を導入することとなっており、京浜東北線・根岸線でもいずれは横浜線直通列車に追随することとなりそうです。中央・総武線では山手線時代から使用されている500番台にD-ATCやTASCなどが設置されていることからそれが活用されるものと思われ、山手線在籍時代に実現しなかったワンマン運転が実現する可能性が出てきました。なお中央・総武線では東京地下鉄東西線・東葉高速鉄道直通列車が運転されていますが、これに関連するワンマン運転については言及がありませんでしたが、導入される可能性があるのか注目です。埼京・川越線では相模鉄道直通列車を含めてワンマン運転導入が予定されていますが、東京臨海高速鉄道りんかい線内でのワンマン運転導入は言及がありません。なお東京臨海高速鉄道では新型車両71-000形の導入が決定しており、この系列はワンマン運転対応となる見込みです。相模鉄道直通列車には埼京線完結運用の代走に使用されることもある相模鉄道12000系が充当されることもありますので、12000系のワンマン運転対応にも注目したいところです。
ワンマン運転導入が進むと発車メロディは車外スピーカーからとなり、駅備え付けの発車メロディは聞けなくなることが予想されます。一部主要駅では発車メロディの変更が相次いでいますが、これとワンマン運転導入との関連性は不明です。