2022年9月15日

【これでもまだ“3分の1”!?】東日本旅客鉄道E217系横クラY-6編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2022年9月14日、東日本旅客鉄道E217系横クラY-6編成(クハE217-6以下11両)がEF64形1030号機の牽引により所属先の鎌倉車両センターから南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲9月の連休を前にE217系横クラY-6編成がEF64形1030号機に導かれ帰らぬ旅へ。E217系は疎開の動きが活発化していて、動向に気をつけなければならない。

この系列は検査に伴う入出場や疎開回送も絡んでいるため、いろいろな意味で動きが活発化しているともいえます。疎開留置の編成や疎開場所もところどころ変わっていますからね。付属編成の廃車除籍が止まっていますが、疎開回送の時点でドアステッカー類が撤去されている横クラY-133編成がどうなるか注目されるところです。これでE217系基本編成の廃車除籍は17編成目となり、基本編成は全体の3分の1が廃車されたことになります。昨年1月から始まったE217系の廃車の動きですが、それよりも古い205系500番台・600番台や209系3100番台などの他系列の廃車もあるため、約1年8ヶ月経って基本編成17編成の廃車ということで、まだ3分の1か…という印象が強いかもしれません(ちなみに付属編成は13編成が廃車除籍となっている)。これで残るE217系は11両33編成(363両)と4両33編成(132両)の合計495両となります。在籍両数が500両を切りました。

【E217系の在籍状況】※2022年9月15日現在
 在籍両数(全体)…495両
 基本編成(11両)…33編成(−1) 付属編成(4両)…33編成(±0)
 廃車除籍(11両)…18編成(+1) 廃車除籍(4両)…13編成(±0)