2022年8月29日より、総合車両製作所横浜事業所にて製造された東急電鉄5000・5080系の中間増備車6両(3編成分)が長津田検車区まで甲種輸送されました。今回の甲種輸送をもってこの系列の中間増備車10編成分(ただし2両は元6000系の転用改造車)が出揃いました。
▲(イメージ)元住吉検車区所属の5000・5080系(写真は8両固定編成となる以前の5182F)の最後の中間増備車が出場した。車番から5181F・5182F・5188F向けの分のようだ。
今回出場した中間増備車はデハ5481+サハ5581、デハ5482+サハ5582、デハ5488+サハ5588の6両で、5181F・5182F・5188Fに連結する分と思われます。これらの車両の出場をもって同系列向けの中間増備車が出揃いました。中間増備車20両のうちの2両(デハ5489・デハ5490)は元6000系の初代デハ6300(6000系6101F・6102Fに“Q SEAT”車両を組み込む際に余剰となった車両)を改造しており、その2両は元6000系時代の橙色モケットがそのまま活用されています(つまりその5189F・5190Fには3種類の座席が存在する)。これらの増備車の組み込みによって、一部車両の改番が実施される見通しです。東急電鉄向けの中間増備車はすべての車両の製造が終了しましたが、東京地下鉄9000系の中間増備車は現時点で9109Fの付随車2両のみで、修繕工事施工とともに組み込むことになるのでしょうか。