2022年9月28日

【今年度初の増備】相模鉄道20000系21105F(8両固定編成)が日立製作所笠戸事業所を出場、甲種輸送される

2022年9月26日から29日にかけて、日立製作所笠戸事業所で製造された東急電鉄新横浜線・目黒線直通向けの相模鉄道20000系8両固定編成(21000系)の21105Fが出場し、甲種輸送が行われました。牽引機は相模貨物ターミナルまでが岡山機関区のEF210形8号機です。
▲今年度で初めて増備された20000系8両固定編成(21000系)。東急電鉄との相互直通運転開始まで約半年になったタイミングで21105Fが出場した。なお編成識別番号と両数表記の記載はないが、クハ21805の貫通扉には東急電鉄との相互直通運転をアピールする貼り紙がされていたほか、そうにゃんのぬいぐるみが乗せられていた。
▲20000系列の列車番号表示器下部に貼付されている編成識別番号(写真左側の白い四角に“004”と書かれているもの、写真は10両固定編成の20104Fのもの)。8両固定編成では前面部車番の下部に“8 CARS”の表記がある。

編成は機関車次位からクハ21105+モハ21205+サハ21305+モハ21405+モハ21505+サハ21605+モハ21705+クハ21805と組成されています。20000系列の増備は実に昨年10月の21104F以来で約11ヶ月ぶりですが、今年度分では初めてのこととなります。今年度分では3編成24両の増備が予定されていますので、そのうちの1編成目となり、8両固定編成は通算5編成目(同系列全体では全12編成110両)の在籍となります。途中の相模貨物ターミナルからは4両ずつに分けて輸送となる見通しです。ちなみに甲種輸送の時点では20000系列に記載される編成識別番号と8両固定編成のみに記載される両数表記はありませんでしたが、すべての車両がかしわ台車両センターに到着した後に貼付されるものと思われます。現在は8両固定編成1本(21101F)と10両固定編成1本(20107F)が相互直通運転開始に向けて東急電鉄などに貸出されており、乗務員訓練が続いていますね。

【相模鉄道20000系の編成識別番号】※貼付されていない編成を含む
20101F…001 20102F…002 20103F…003 20104F…004 20105F…005 20106F…006 20107F…007 21101F…101 21102F…102 21103F…103 21104F…104 21105F…105