2022年9月3日・4日に小田急電鉄(小田原線は3日、江ノ島線と多摩線は4日)で定期検測運転を実施したクヤ31形(“TECNO-INSPECTOR”)が同月12日に喜多見検車区から電源供給車を担当する8000形8065F(4両固定編成)を同伴して大野総合車両所に回送され入場しました。
▲8月27日・28日と9月3日・4日に2週連続で全線架線検測なしでの定期検測運転を実施したクヤ31形。同車両の検査施工のため8月運転分と9月運転分の電源供給車を担当した8000形8065Fを伴って大野総合車両所に入場した。
▲クヤ31形の検査入場に同伴した8000形8065F。いずれはクヤ31形の検査出場時の試運転列車にもこの編成が同伴する可能性がある。
今回の回送はクヤ31形の大野総合車両所での検査施工に伴うものとみられます。昨年11月の定期検測運転からクヤ31形の電源供給車が1000形(1051F・1751F・1752F)から8000形(8065F・8066F)に変更されてからのクヤ31形の検査入場は初めてと思われます。かつて定期検測列車は平日に実施されていたことがありましたが、現行ダイヤでは平日に走行する場合は大野総合車両所で検査施工などに伴う入出場の動きが中心となり、平日のクヤ31形の走行は今となっては珍しい光景となっています。10月の定期検測列車では検査明けの状態で駆け抜ける姿が見られることになりますね。