2022年9月30日

【2022年度増備車】小田急電鉄5000形5061Fが川崎車両株式会社兵庫工場を出場、甲種輸送される

2022年9月28日から10月1日にかけて、川崎車両株式会社兵庫工場で製造された小田急電鉄5000形5061F(新宿(OH01)寄りからクハ5061+デハ5011+デハ5111+サハ5161+サハ5261+デハ5211+デハ5311+サハ5361+デハ5411+クハ5461)の甲種輸送が最寄りとなる海老名検車区まで実施されています。
▲2代目5000形の通算11本目の5061Fがようやく登場し在籍両数は110両となった。今回の5061Fは川崎車両株式会社となってからの同形式の新製出場は2編成目だが、前身の旧川崎重工業時代から数えると通算6編成目である。
▲1000形最後の6両固定編成の1251Fが廃車除籍処分となり、同形式最後の非リニューアル車両となったレーティッシュカラーの1058F。今後の動きに気をつけたい編成である。

牽引機は吹田貨物ターミナルから東海旅客鉄道御殿場線松田(CB05)(厳密には御殿場線との連絡線を通り、小田原線新松田(OH41)で牽引機を切り離す)までは新鶴見機関区に所属する国鉄特急色のEF65形2092号機が担当しました。前回の5060Fでは更新色機(新鶴見機関区のEF65形2060号機)の充当でしたが、今回は国鉄特急色の充当となりました。甲種輸送時点で新宿(OH01)8番ホーム・9番ホームと登戸(OH18)のホームドアに対応するQRコードは貼付されていないほか、3号車のサハ5361に子育て応援車両のステッカーは貼付されていませんので、海老名検車区到着後にQRコードの貼付や子育て応援車両の設定などの準備作業が実施されるものとみられます。前回の5060Fでは新松田到着後に1000形の牽引ではなく海老名検車区まで自走回送されたため、今回の5061Fでも同様になるものと思われます。2代目の5000形が初めて登場した際に小田原線内の牽引を担当していた1000形非リニューアル車両の廃車除籍処分やリニューアル更新工事(レーティッシュカラーを除く一部4両固定編成のみ)が進んだことも影響していますね。2019年11月に2代目5000形のトップナンバー5051Fが登場した時の牽引を担当していた1053Fは廃車除籍処分となり、1053Fと同伴した1065Fは2020年度にリニューアル更新工事を受け、箱根登山鉄道専任編成として活躍しています。5061Fの登場で同形式の在籍数は11編成(110両)となります。1000形非リニューアル車両はレーティッシュカラーの1058Fを残して廃車除籍となっていますので、3000形のような中間車のみの増備ではなく、編成単位での増備だけとなりそうでしょうか。

【小田急電鉄5000形の在籍】※2022年9月30日現在
<川崎車両株式会社(旧川崎重工業兵庫工場)>
5051F5052F5055F5056F5060F5061F
<総合車両製作所横浜事業所>
5053F5054F
<日本車両製造豊川製作所>
5057F5058F5059F