2022年9月3日と4日、小田急電鉄クヤ31形と電源供給車の8000形8065F(4両固定編成)による定期検測列車が運転され、3日は小田原線、4日は多摩線と江ノ島線で運転されました。定期検測列車の運転が2週連続となるのは珍しいことです。しかしこれはクヤ31形に関係があるようです。
▲クヤ31形と8000形8065Fによる定期検測列車(架線検測はなし)が2週連続で運転された。これはクヤ31形の大野総合車両所入場が迫っていることにある。
電源供給車の8000形8065Fは車内照明を蛍光灯からLEDに交換して2回目の定期検測列車の充当ではありますが、8月分は車内照明の交換のための入場(電源供給車では8065Fのみ)、運用上の都合、お盆休みがあったこともあり、27日・28日に実施されていました。さらには2週連続での実施は非常に珍しく、電源供給車が1000形(1051F・1751F・1752F)から8000形(8065F・8066F)になってから初めてのことです。これは定期検測運転を実施するクヤ31形に関係があるようです。クヤ31形は9月になると中旬あたりから大野総合車両所に入場することが多いため、そのタイミングでの検査入場が近づいているために上旬の週末に行われたものと思われます。2020年以降の定期検測列車は現行ダイヤでは土曜休日の2日間(1日目は小田原線、2日目は江ノ島線・多摩線を運転)で行われるのが通例となっています。