2022年8月12日

【さらば1253F】小田急電鉄1000形1253F(ノーマルドア・6両固定編成)のデハ1403・クハ1453が北館林荷扱所に陸送される

2022年7月26日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1253F(ノーマルドア・6両固定編成)のうちデハ1403・クハ1453が8月12日に車体を分割され、大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。これで廃車となった1253Fの陸送が完了します。
▲1000形1253Fのデハ1403・クハ1453(手前2両)が大野総合車両所から旅立つ。この2両が旅立つ直前には1254Fも廃車除籍処分となっており、同形式の廃車に伴う陸送作業自体はまだまだ続きそうだ。

デハ1403・クハ1453の陸送をもって1253Fの廃車除籍処分が完了しましたが、この2両の陸送作業が行われる前に1254Fもパンタグラフ・車番・空調装置の撤去などにより廃車除籍処分となっていることから、陸送作業は1253Fのデハ1403・クハ1453から1254Fのクハ1254・デハ1204の分にすぐに移行することになります。このうちクハ1453は元東京地下鉄千代田線直通車両であった名残から(当時の相方は現在のリニューアル車の1063Fだった)、列車番号表示器を搭載していた痕跡が見られました(部品撤去の際に列車番号表示器の撤去も実施された)。なお1000形6両固定編成の現役はこの段階でトップナンバーの1251Fだけとなってしまったので、レーティッシュカラーの1058Fとともに早めに記録をとるようにしましょう。なお1251F1058F同年9月3日・4日にさよならイベントを開催することを発表しており、両者についても9月までの定期営業運転終了とイベント終了後の廃車除籍が予想されています。この形式の非リニューアル車の完全消滅が近づいてきました。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2022年8月12日現在 合計108両/全体196両(休車中を除く・非リニューアル車10両)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想編成
下線部は箱根登山鉄道専任運用編成(編成禁止ラベルあり)

*4両固定編成…8編成(32両、レーティッシュ4両)
内訳…1057F1058F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…1編成(6両)
内訳…1251F

*10両固定編成…7編成(70両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*休車中(廃車予定)…4両
内訳…1062F

*廃車済…84両 ※廃車予定、搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計76両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1061F(クハ1061・デハ1011・デハ1111・クハ1161)
1062F(クハ1062・デハ1012・デハ1112・クハ1162)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1253F(クハ1253・デハ1203・デハ1303・サハ1353・デハ1403・クハ1453)
1254F(クハ1254・デハ1204・デハ1304・サハ1354・デハ1404・クハ1454)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1902・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1754F(クハ1754・デハ1704・デハ1804・サハ1854・デハ1904・クハ1954)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
クハ1155(元1055F)・クハ1255(元1255F)
クハ1081・デハ1031・デハ1131・デハ1331・デハ1431・クハ1481(元1081F)