2022年8月9日

【1253Fに続いて…】小田急電鉄1000形1254F(ノーマルドア・6両固定編成)が廃車除籍処分に

2022年8月9日、小田急電鉄1000形1254F(ノーマルドア・6両固定編成)が大野総合車両所89番構内留置線にてパンタグラフ・空調装置・車番などの撤去作業が確認されました。この編成は廃車除籍処分になるものと思われます。
▲6両固定編成でリニューアル対象外の1000形1254Fがついに廃車除籍処分に。これで残る非リニューアル車は4両固定編成がレーティッシュカラーの1058F、6両固定編成がノーマルドアの1251Fの2編成10両のみとなり、同形式6両固定編成は完全消滅が間近に迫る。
▲1000形1254Fは2年前(2020年)の8月に台風19号の被害を受けた箱根登山鉄道の全線運転再開を祝福して1059F(レーティッシュカラー)を全線運用に投入するため、その相方として営業運転に充当されていた。この営業運転から2年後、廃車除籍となってしまった。

同編成の最終運用は8月7日の5322レ(藤2408→町2442・土曜休日A33運用)で、折り返し回送列車で大野総合車両所に入庫したあと、8日には営業運転に入らず留置されていました。これまでの廃車除籍の動きをみると、4両固定編成・6両固定編成ともに下り方先頭車とその隣の車両の2両が陸送されたあとに次の廃車編成が出るといった動きですが、今回の場合では6両固定編成の1253Fの下り方2両のデハ1403・クハ1453がまだ搬出されていない状況のなかで、1254Fが廃車除籍処分という結果になりました。これで1000形の非リニューアル車は4両固定編成の1058F、6両固定編成は1251Fのみ(合計10両)となり、この形式における非リニューアル車および6両固定編成は消滅間近となっています。これで残る1000形は4両8編成、6両1編成、10両7編成の16編成108両となりました。1058F1251Fの動向がそれぞれ注目されます。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2022年8月9日現在 合計108両/全体196両
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想編成
下線部は箱根登山鉄道専任運用編成(編成禁止ラベルあり)

*4両固定編成…8編成(32両、レーティッシュ4両)
内訳…1057F1058F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…1編成(6両)
内訳…1251F

*10両固定編成…7編成(70両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)

*休車中(廃車予定)…4両
内訳…1062F

*廃車済…84両 ※廃車予定、搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計76両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1061F(クハ1061・デハ1011・デハ1111・クハ1161)
1062F(クハ1062・デハ1012・デハ1112・クハ1162)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1253F(クハ1253・デハ1203・デハ1303・サハ1353・デハ1403・クハ1453)
1254F(クハ1254・デハ1204・デハ1304・サハ1354・デハ1404・クハ1454)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1902・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1754F(クハ1754・デハ1704・デハ1804・サハ1854・デハ1904・クハ1954)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
クハ1155(元1055F)・クハ1255(元1255F)
クハ1081・デハ1031・デハ1131・デハ1331・デハ1431・クハ1481(元1081F)