2022年8月23日、西武鉄道新宿線や国分寺線を中心に活躍していた玉川上水車両基地所属の2000系2033F(6両固定編成)が横瀬車両基地へ自走で回送されました。廃車除籍処分によるものと思われます。また同系列では4両固定編成の2501Fも廃車除籍処分となっています。
▲(イメージ)旧タイプの2000系6両固定編成では2本しかいない後期リニューアル車。新宿線系統で活躍した2033Fが帰らぬ旅に出た。この顔つきタイプの6両固定編成は2027F・2031Fの2編成を残すのみとなっている。2両固定編成がしぶとく残っている印象だが、油断はできない。
旧タイプの2000系は2007Fの廃車除籍処分で8両固定編成が消滅し(クハ2001は静態保存)、新宿線や国分寺線を中心に活躍する6両固定編成は3編成(2027F・2031F・2033F)が残っていましたが、2033Fの廃車により2編成のみとなります。特に国分寺線では数少ない旧タイプの同系列のバリアフリー対応リニューアル車となっていました。このタイプの廃車は初めてのことと思われます。同系列では4両固定編成の2501Fが廃車除籍処分となっており、この先も2000系の廃車が進むかどうか注目されます。この系列の置き換えのために他社からの中古車両である『サステナ車両』を導入することを示唆している西武鉄道ですが、通勤形電車のVVVFインバータ車両100パーセントを達成できるのはいつになるのやら…。