2022年8月13日未明、東急電鉄元住吉検車区所属の目黒線向け3000系3001F(6両固定編成)に総合車両製作所横浜事業所で製造された中間増備車のデハ3401・サハ3501を組み込んだ状態での試運転を田園都市線内で実施しました。中間増備車登場後の同系列の8両固定編成での試運転はこれが初めてのこととなります。
▲(イメージ)本格的な車両増結が実施される3000系。ついにトップナンバーに5000系以降の車両をベースとした中間増備車2両が連結され、違和感のある組成で終電後の田園都市線を駆け抜けた。
目黒線向け3000系に5000系列ベースの中間増備車が組み込まれて8両固定編成に増強されるのは今回が初めてのこととなりますが、3001Fのみは横浜高速鉄道みなとみらい線開業前の東横線から目黒線に転属した2000年以来、約22年ぶりに8両固定編成へと戻ることになります。同編成のみは落成当初から2000年までに東横線で運用されていたことがありますのでそれ以来となります。なお中間増備車の組み込みで改番も実施されており、クハ3001がクハ3101に、デハ3251がデハ3201に、デハ3201がデハ3301に、サハ3501がサハ3601に、デハ3401がデハ3701に、クハ3101がクハ3801にそれぞれ変更されています。5000系列以降と同じ付番方法に変更したようですね。つまりこの3001Fは3101Fに改番されたことになりますね。他の12編成も中間増備車組み込みで改番されるものと思われます。
《東急電鉄3020系3122Fが長津田検車区回送で8両固定編成に組成へ?》
▲(イメージ)目黒線3020系で最後まで6両固定編成で運用されていた3122Fも8月12日には長津田検車区に入場した。この編成も8両固定編成に増強されるものと思われ、同系列の中間付随車なしの6両固定編成は約2年9か月で見納めに。
それに関連して、6両固定編成で運用されていた3020系3122Fが8月12日に長津田検車区へ自走回送され入場しました。この編成は予備車両のサハ3422・サハ3522を組み込んで8両固定編成に組まれるものと思われます。これにより同系列は全3編成が8両固定編成として運用されることになりますね。3122Fが8両固定編成で元住吉検車区に戻って営業運転に入ると、同系列の緊急予備車両となっていた付随車はすべて営業運転入りすることになります。