2022年8月19日、小田急電鉄4000形4056F(旧新津車両製作所・1次車)が編成を分割され、大野総合車両所の68番・69番構内留置線にそれぞれ留置されています。車内照明はLED式に交換済みのため、東日本旅客鉄道常磐緩行線のワンマン運転対応工事施工と思われます。
▲(イメージ)4000形で唯一全車両が旧新津車両製作所、現在の総合車両製作所新津事業所で製造された4056Fが編成を分割された。ワンマン運転対応化工事施工の準備に入ったものと思われる。前回の4054Fと同様に、車内防犯カメラの設置などが行われるようだ。
▲2022年度では3本目、4000形では4051Fから通算6編成目となるワンマン運転対応化工事が施工された4054F。同編成は17日の4308レから営業運転に復帰している。
▲4000形ワンマン運転対応車の停車駅案内を表示する画面の右上、非常用ドアコックの上部に設置されている車内防犯カメラ(一部加工済)。1両あたり4箇所ずつ設置され、千鳥配置とされている。
4000形のワンマン運転対応化工事は4056Fで通算7編成目(今年度分3編成目)となります。昨年度は4051F・4052F・4053F・4064Fの4編成、今年度はこれまで4054F・4055Fに施工されました。なお4054Fはすでに運用復帰していますので、同編成と入れ替わるようにして入場した形です。今回の4056Fでは車内照明は交換済み(車内照明の未交換は4062F・4063F・4064Fのみ)ですので、ワンマン運転対応工事のみの施工とみられます。この形式は今年9月で就役15年を迎えますが、2007年の就役当時から比べると細かい部分で姿を変えています。ちなみに今年度からリニューアル更新工事の施工が発表された3000形では車内防犯カメラの設置には言及がありませんでしたが、設置されているのか気になるところではあります。
【4000形のワンマン運転対応状況】※2022年8月19日現在
《施工済》6編成(60両)…4051F・4052F・4053F・4054F・4055F・4064F
《施工中》1編成(10両)…4056F
《未施工》9編成(90両)…4057F・4058F・4059F・4060F・4061F・4062F・4063F・4065F・4066F