2022年8月9日

【真っ赤な“Q SEAT”初走行】東急電鉄5000・5050系4000番台4112Fが“Q SEAT”車両組み込みでの試運転を実施

2022年8月8日、東急電鉄5000・5050系4000番台4112F(元0番台5166F)が4号車・5号車(サハ4412デハ4512)に“Q SEAT”のラッピングを施され、その車両を組み込んだ状態で田園都市線内での試運転を実施しました。
▲(イメージ)5000・5050系4000番台4112Fとなった元0番台5166Fが真っ赤にラッピングされた“Q SEAT”(サハ4412デハ4512)を組み込んで田園都市線を初走行。無塗装の中間増備車2両に“Q SEAT”のラッピングが施されていて、デハ4512以外の制御装置は改造種車のままであるほか、クハ4012(元クハ5866)には“8 CARS”のステッカーが残されていた。
▲(イメージ)大井町線の“Q SEAT”車両。大井町線の“Q SEAT”はすべてパンタグラフ付きの電動車だが、東横線では付随車・パンタグラフ付きの電動車の1両ずつとなり、サハ4412が初めて付随車での“Q SEAT”車両になった。

5000・5050系4000番台4112Fの種車は元0番台5166Fであり、デハ4512以外の制御装置は改造種車のもの(前期型のタイプ)ですので、制御装置の交換の有無が注目されます(前回の4000番台4111F(元0番台5173F)は0番台5175Fと制御装置を相互交換)。8両固定編成では唯一の5176F(5号車sustina試験車)の後期型タイプの制御装置と交換が実施される可能性があります。なお1号車のクハ4112側の“8 CARS”ステッカーは撤去されていますが、10号車のクハ4012側はなぜか残されていました。今後の4112Fの東横線での営業運転投入は“Q SEAT”がロングシートの状態と思われますが、他社路線にも姿を見せるため、他社路線での赤色の“Q SEAT”は目立ちますし注目を集めそうです。

【Q SEAT組み込み時の5000・5050系4000番台4112Fの組成】※桃色が“Q SEAT”車両
クハ4112+デハ4212+デハ4312+サハ4412+デハ4512+サハ4612+サハ4712+デハ4812+デハ4912+クハ4012