2022年8月3日

【早くも搬出開始】小田急電鉄1000形1253F(ノーマルドア・6両固定編成)のクハ1253・デハ1203が北館林荷扱所に陸送される

2022年7月25日の5326レ(藤2419→大2450・平日A16運用)で営業運転を終え26日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1253F(ノーマルドア・6両固定編成)のうちクハ1253・デハ1203が8月3日に車体を分割され大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。▲廃車除籍処分となった1000形1253Fのクハ1253・デハ1203(手前2両)が大野総合車両所から北館林荷扱所への旅立ちが始まった。次は付随車を含む2両だが、リニューアル更新工事が完了している事情を考慮すると転用はされないだろう。

ノーマルドアの6両固定編成の編成ごとの廃車解体に伴う動きは1253Fが初めてのことです。これまでの6両固定編成は元1252F1096Fの6両(うち1両は元先頭車を中間車)、元1255Fが元クハ1255を除いて1097Fの5両、元1256F1095Fの6両(うち1両は元先頭車を中間車)に大規模改造されたためです(ただし車番自体は除籍されている。元1255Fはクハ1255のみ元1081Fの中間付随車に代替されて廃車)。編成ごとの廃車はノーマルドア車では現存する1251Fとともに最後の“ブツ10”を特別団体専用列車で組んでいた昨年11月の4両固定編成の1051F以来です。1062Fよりも先に陸送される可能性は高いでしょうね。1253Fの廃車除籍処分により1000形6両固定編成は残り2本だけとなっています。今回廃車となった1253Fを含めて、1251F1254Fは5000形または3000形リニューアル車によって置き換えられる形になるでしょうか。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2022年7月26日現在 合計114両/全体196両
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想編成
下線部は箱根登山鉄道専任運用編成(編成禁止ラベルあり)

*4両固定編成…8編成(32両、レーティッシュ4両)
内訳…1057F1058F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…2編成(12両)
内訳…1251F1254F

*10両固定編成…7編成(70両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*休車中(廃車予定)…4両
内訳…1062F

*廃車済…78両 ※廃車予定、搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計70両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1061F(クハ1061・デハ1011・デハ1111・クハ1161)
1062F(クハ1062・デハ1012・デハ1112・クハ1162)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1253F(クハ1253・デハ1203・デハ1303・サハ1353・デハ1403・クハ1453)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1754F(クハ1754・デハ1704・デハ1804・サハ1854・デハ1904・クハ1954
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
クハ1155(元1055F)・クハ1255(元1255F)
クハ1081・デハ1031・デハ1131・デハ1331・デハ1431・クハ1481(元1081F)