2022年8月16日

【全編成が直通対応に】東急電鉄5000・5050系4000番台の相模鉄道直通対応工事が完了

2022年8月15日、東急電鉄5000・5050系4000番台4108F(10両固定編成)が元住吉検車区で相模鉄道直通対応工事を受けて出場、試運転を実施しました。これで同系列4の000番台は改造編成を含めて全編成が相模鉄道に直通できるようになります。
▲(イメージ)5000・5050系4000番台の全編成が相模鉄道直通対応車に。乗り入れ対応機器の追加設置などで一部の窓が封鎖されたため、場合によっては前面展望ができない場合がある。

相模鉄道直通対応の改造工事は目黒線向けの3000系全編成、5000・5080系全編成を対象に総合車両製作所横浜事業所などで施工されていますが、東横線向けの5000・5050系の一部にも施工されており、10両固定編成の4000番台はほとんどの編成で相模鉄道直通対応改造工事を元住吉検車区や長津田検車区で受けていました。4000番台最後の未対応編成であった4108Fが工事を受けたことで、4000番台は全12編成が相模鉄道直通対応になります。なお0番台は5167F・5168F・5169Fに施工されており、現時点で元5166F以降の増備車の一部編成に施工されているのみとなっています。0番台の相模鉄道直通対応をどのくらい準備するのか分かりませんが、総合車両製作所横浜事業所で施工するとなると車両輸送も必要なので、元住吉検車区や長津田検車区で施工してもいいと思います。なお目黒線側では東京地下鉄9000系の車両の一部など、6両固定編成で残る編成に対しては相模鉄道に直通しない運用での運用が予想されますが、東横線側では8両固定編成の相模鉄道直通編成は少なく抑えるのでしょうか。東横線と横浜高速鉄道みなとみらい線での運用も多くあることから、数編成用意することはあるものの、車番上は5165F以前の編成には直通対応工事は施工されない可能性があります。8両固定編成は動向に注意した方がいいですね。