2022年8月7日

【総武快速線で珍しい行先】東日本旅客鉄道総武快速線からの外房線直通『快速誉田』行き列車?

2022年8月6日、東日本旅客鉄道総武快速線で東京(JO-19)始発の外房線直通快速誉田行きの臨時列車が運転され、同日はE217系横クラY-12編成+横クラY-141編成が充当されました。この運用は通常の定期列車を延長して設定されており、折り返し回送で入庫となります。▲総武快速線東京始発の外房線直通快速誉田行きが臨時で設定され、8月6日運転分にはE217系横クラY-12編成+横クラY-141編成が充当された。誉田行き快速列車は平日に京葉線から直通で1本設定があるが総武快速線では珍しい。行先案内表示器には『誉田』表示がないため『快速』のみで対応した。なおこの臨時運用にE235系1000番台は通常充当されない。

外房線誉田行き列車は千葉(JO-28)始発でも朝夕の229M列車(誉0704←千0648)・275M列車(誉1805←千1748)のみで、平日の京葉線からの快速列車1本(1727A列車4727A列車・誉1837←東1737)を合わせても3本だけとなっています(同駅始発も4本のみでうち2本は京葉線直通各駅停車)。そのために209系2000・2100番台(普通列車・千マリ)、209系500番台千ケヨ34編成・E233系5000番台(快速列車・千ケヨ)の誉田行きは定期列車でありますが、E217系・E235系1000番台(横クラ)にはありません(通常は上総一ノ宮発着のみ)。今回で初めて設定された総武快速線からの誉田行きは、東京7時43分発ということで、通常の定期列車である775F列車(津0811←東0743)を延長して、9775F列車9975F列車(誉0845←東0743)として運転しています。通常の775F列車の場合は、終点の津田沼(JO-26)到着後は入庫となるのですが、外房線誉田まで延長したため、この臨時列車の折り返しは回送となっています。なおこの運用は通常の土曜休日75運用の充当編成のE217系が入るため一部固定運用のあるE235系1000番台の誉田行きは実現しない可能性があります。ちなみに8日の土曜休日75運用にはE217系横クラY-27編成+横クラY-117編成が充当されました。

ちなみにこの列車は千葉市の蘇我スポーツ公園で開催された“ROCK IN JAPAN FESTIVAL”の輸送目的と思われます。蘇我では京葉線列車以外の折り返しの設定がないため、そこから先の運転区間が短い外房線誉田までの運転になったものとみられます(内房線の場合は最短でも姉ヶ崎までとなり、外房線よりも運転区間が長い)。なお京葉線からの臨時設定はありませんでした(定期列車でも9時台からしか設定がない)。