2022年8月31日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センターに所属するE217系横クラY-12編成(クハE217-12以下11両)がEF64形1031号機の牽引により所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲8月の最後にE217系横クラY-12編成がEF64形1031号機に導かれ帰らぬ旅へ。前日の30日にはEF64形1030号機がE235系1000番台横クラJ-17編成(クハE235-1117以下4両)を鎌倉車両センターに配給輸送しており、EF64形2両(1030号機・1031号機)が鎌倉車両センターに集結したほか、偶然にもE235系1000番台にバトンタッチする形での旅立ちとなった。
この編成は2014年12月25日に東京(JO-19)で車両故障を起こした当該編成であり、9号車のモハE217-12のパンタグラフが外された(その際に3号車のモハE217-2033のパンタグラフは下ろされた)状態だったため、車両故障発生当時の相手である横クラY-129編成(クハE217-2029以下4両)の動力だけで自走回送できない可能性があったため、横クラY-23編成+横クラY-130編成を連結して30両で回送したことがありました。これでE217系基本編成の廃車除籍は16編成目となります。
E235系1000番台は付属編成のコストカット仕様の最新鋭である横クラJ-17編成が30日にEF64形1030号機の牽引による配給輸送で鎌倉車両センターに到着しており(これで在籍数は基本編成19編成、付属編成17編成)、配給輸送担当のEF64形(1030号機・1031号機)の2機が鎌倉車両センターに集まったほか、同日に開催された鎌倉車両センターでの夜間撮影会では先ほどのE235系1000番台横クラJ-17編成のほか、EF64形1031号機に連結され、ドアステッカーを撤去した状態で留置されていたE217系横クラY-12編成がいたために動向が注目されていました。これで残るE217系は11両35編成(385両)と4両33編成(132両)の合計517両となります。
【E217系の在籍状況】※2022年8月31日現在
在籍両数(全体)…517両 廃車除籍(全体)…228両
基本編成(11両)…35編成(−1) 付属編成(4両)…33編成(±0)
廃車除籍(11両)…16編成(+1) 廃車除籍(4両)…13編成(±0)
【E235系1000番台の在籍状況】※2022年8月31日現在
在籍両数(全体)…277両
基本編成(11両)…19編成 付属編成(4両)…17編成
※現在製造中の車両は含まない