2022年4月21日

【廃車除籍へ】東日本旅客鉄道205系600番台宮ヤマY1編成・宮ヤマY9編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2022年4月20日、東日本旅客鉄道宇都宮線小山~黒磯間と日光線で運用されていた小山車両センター所属の205系600番台宮ヤマY1編成(クハ205-601以下4両)と宮ヤマY9編成(クハ205-609以下4両)が所属先から長野総合車両センターへ配給輸送されました。
▲ダイヤ改正から1ヶ月以上が過ぎ205系600番台で湘南色メルヘン顔である宮ヤマY1編成・宮ヤマY9編成がついに帰らぬ旅へ。両編成とも種車は登場当初から京葉車両センターに配置されE233系5000番台に置き換えられるまで京葉線で運用されていた0番台である。

EF64形1031号機の牽引で配給輸送された宮ヤマY1編成・宮ヤマY9編成はどちらも廃車解体処分になるものと思われます。205系600番台の廃車はこれで3編成(12両)/12編成(48両)となります。なお宮ヤマY9編成の種別行先方向幕はすべて『回送』でしたが、宮ヤマY1編成の種別行先方向幕はなぜか茶色ベース(日光線仕様)の『宇都宮線直通 小山』の表示になっていました(定期営業運転では日光発小山行きの普通列車は設定されていなかった)。また前回は宮ヤマY12編成の1編成のみの廃車でしたが、今回は一度に2編成の廃車は205系600番台では初めてです。いずれの編成も新製当初は京葉線で使用されていた0番台メルヘン顔(最高時速120kmに対応する車両)であり、E233系5000番台の投入で置き換えられたあと107系の置き換えに充てるため転用されていました。

205系500番台は2編成/13編成、600番台は3編成/12編成が廃車除籍されており、最終的に両者を合わせて全25編成100両が廃車対象となる見通しです。東日本旅客鉄道管内の205系全体でも南武線支線(1000番台)、鶴見線(1100番台)、仙石線(3100番台)だけとなっています。なお南武線支線、鶴見線は首都圏エリア(東京)から最も近い205系の運用線区となっていますので、本数は少ないですが訪れてみる価値はあると思います。