2022年4月29日

【新車導入もある】東武鉄道が2022年度鉄道設備投資事業計画を発表

2022年4月28日、東武鉄道が2022年度鉄道設備投資事業計画および2024年度から野田線(アーバンパークライン)の8000系を置き換えるため(?)の5両固定編成の新型車両の投入を発表しました。なお今年度の投資額は約322億円です。
▲(イメージ)すでに1編成(6両)が廃車となっている100系。新型特急車両『N100系』の車両作成が予定されており、いずれは置き換えが開始となりそうである。リバイバル塗装車両と日光詣の編成ともに記録しておきたい。

車両面として100系を置き換えるための新型特急車両『N100系』(24両・6両固定編成4本)の車両製作が予定されており、現行のスペーシア100系が置き換えられる見通しです。すでに104F(サニーコーラルオレンジ)が廃車除籍処分となっており、残るは8編成48両(日光詣は2編成12両、デラックスロマンスカー復刻塗装は1編成6両)となっています。また2024年度に野田線(アーバンパークライン)に8000系を置き換えるため(?)の新型車両の投入を発表しております。この新型車両は新型コロナウィルス(COVID-19)の影響による新しい生活様式に対応するため、既存車両の6両固定編成ではなく1両少ない5両固定編成とし、使用電力量を減らしつつも運転本数の維持に努めるとしています。また『SL大樹』に使用される蒸気機関車のC11形123号機(東武鉄道創立123周年にちなんだもの)については、今年度に復元が完了し営業運転に投入する予定です。また70000系列4編成と50000系列8編成には車内防犯カメラが設置される予定で、既存車両は車内照明に取り付けるタイプになる可能性があります。

設備面では伊勢崎線(スカイツリーライン)竹ノ塚(TS-14)の上下緩行線とホームの高架化が昨年度までに実施され、新駅舎での営業を開始しましたが、事業自体は来年度まで続くようで、今年度は地平時代の駅設備撤去作業と引上線の高架橋工事を実施します。とうきょうスカイツリー(TS-02)では引き続き上り線高架橋工事を推進するほか、春日部(TS-27,TD-10)では仮上りホームと仮東口駅舎の工事実施、アーバンパークライン清水公園(TD-15)~梅郷(TD-18)間では今年度分は野田市(TD-17)の高架橋工事を推進し、来年度に高架化のうえ2面4線化し、新駅舎の供用開始を目指すとしています。また東上線大山(TJ-04)付近の連続立体交差事業の施工協定の締結と工事着手に向けた設計業務などを推進します。

ホームドアの設置は今年度整備(使用)は竹ノ塚、獨協大学前(TS-17)、越谷(TS-20)の緩行線ホームの各駅、工事着手は小菅(TS-10)、五反野(TS-11)、梅島(TS-12)、西新井(TS-13)、谷塚(TS-15)、新田(TS-18)、蒲生(TS-19)の各駅、調査設計着手は草加(TS-16)、東上線の東武練馬(TJ-08)、下赤塚(TS-09)、成増(TS-10)の各駅とするほか、ホームとの段差の解消および隙間を縮小する駅は新越谷(TS-21)、北越谷(TS-22)、東上線の池袋(TJ-01)・朝霞(TJ-12)・川越(TJ-21)の各駅に予定されています。また野田線(アーバンパークライン)七里(TD-05)での橋上化工事による新駅舎設置工事、スカイツリーライン東向島(TS-05)と姫宮(TS-29)の駅舎リニューアル、さらにホーム注意喚起ラインの設置や内方線付き点字ブロックの整備、高架橋耐震補強工事や法面改修工事などが予定されています。