2022年4月12日

【遂に廃車開始へ】東日本旅客鉄道205系500番台横コツR3編成・横コツR7編成が郡山総合車両センターに配給輸送される

2022年4月11日、東日本旅客鉄道相模線で使用されていた205系500番台横コツR3編成(クハ205-503以下4両)と横コツR7編成(クハ205-507以下4両)が所属先の国府津車両センターから郡山総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分になるものと思われます。
▲205系500番台で初の廃車解体へ。最初に配給輸送されたのはE131系500番台導入で早々に運用を離脱した横コツR3編成と横コツR7編成である。なお配給輸送前にドアステッカーや広告類はほぼすべて撤去されている。またなぜかEF81形139号機による牽引となっている。

牽引機はEF64形1030号機・1031号機・1032号機ではなくEF81形139号機が担当し、機関車次位から横コツR7編成(相模線内基準で茅ヶ崎寄りからクハ205-507+モハ205-507+モハ204-507+クハ204-507)、横コツR3編成(相模線内基準で茅ヶ崎寄りからクハ205-503+モハ205-503+モハ204-503+クハ204-503)となっています。なお4号車側が先頭となるため最後尾は横コツR3編成のクハ204-503となっています。編成番号札はラミネート仕様のものが撤去されずにそのまま残されていました。また横コツR3編成のドアステッカーがひとつだけ残されたままとなっていました。これにより205系500番台の残数は11編成44両となり、最後の1編成を除き2編成ずつの輸送になるものと思われます。E235系1000番台の増備再開でE217系の廃車解体作業、E131系600番台に置き換えられた205系600番台の廃車解体作業を長野総合車両センターで実施するために、205系500番台の廃車解体作業は郡山総合車両センターで実施することになりそうです。205系の新製車両では0番台の京葉線生え抜き仕様とも異なる独特の形状の500番台の全滅へのカウントダウンが始まりました。

205系600番台の廃車も始まりましたので、今後の動向が気になるところではあります。

【205系500番台の在籍状況】※2022年4月12日時点
《在籍両数》11編成44両
《疎開留置》11編成44両(R1・R2・R4・R5・R6・R8・R9・R10・R11・R12・R13)
《廃車解体》  2編成  8両(R3・R7)