2020年10月27日

【貴重な白い車体】小田急電鉄8000形8255Fのクハ8255・デハ8205が大野総合車両所から搬出される

2020年10月中旬に運用を離脱し、空調装置などが撤去された小田急電鉄8000形8255F(6両固定編成・チョッパ制御更新車)の新宿(OH01)寄り2両のクハ8255・デハ8205が同年10月27日に車体を分割のうえ大野総合車両所から搬出され北館林荷扱所まで陸送されました。
▲踏切事故に巻き込まれた8000形8264F以外で初めて経年劣化による廃車除籍処分となった8255Fのクハ8255とデハ8205が大野総合車両所を去る。2012年に初代の5000形(4両固定編成・6両固定編成)が引退して唯一の白いボディである8000形だが8251Fの動きに注意だ。

先に廃車除籍処分となった1000形1054F・1081F(付随車以外の6両)が車体を分割のうえで2両ずつ搬出されているので、今回の8000形8255Fも2両ずつを3回に分けて搬出されていくものと思われます。これで唯一残る界磁チョッパ制御更新車の8251F(6両固定編成)の動向が注目されることになります。今後もしものことですが8251Fが廃車除籍処分となると同形式から界磁チョッパ制御車両が消滅し、小田急電鉄の保有車両すべてがVVVFインバータ制御車両となります(通勤形電車のVVVFインバータ化100%が実現する、ただしロマンスカーは“LSE”7000形7004Fの引退で全車両がVVVFインバータ制御車両となっている)。この次はデハ8305とデハ8405、そしてデハ8505とクハ8555で搬出されていくことでしょうね。

【8000形の在籍状況】※2020年10月27日現在
4両固定編成…16編成(64両) 6両固定編成…14編成(84両) 合計148両

《4両固定編成》16編成(64両)
8051F・8052F・8053F・8054F・8055F・8056F・8057F・8058F・8059F・8060F・8061F・8062F・8063F・8064F・8065F・8066F
《6両固定編成》14編成(84両) 
8251F・8252F・8253F・8254F・8256F・8257F・8258F・8259F・8260F・8261F・8262F・8263F・8265F・8266F

【廃車除籍済編成】2編成(12両)
《4両固定編成》0編成(0両)
《6両固定編成》2編成(12両)
8255F・8264F
※8264Fは踏切事故による廃車

【8255Fの編成組成】※青色が搬出された車両
クハ8255+デハ8205+デハ8305+デハ8405+デハ8505+クハ8555