2020年9月30日に京王電鉄が10月30日実施のダイヤ修正の概要を発表しました。メインは5000系を使用する『京王ライナー』ですが、一部の一般種別列車にも変更があります。
▲転換クロスシートを備える5000系で運転されている有料座席指定列車『京王ライナー』は新型コロナウイルスの影響による『三密』を可能な限り防ぐため、6月から臨時運転している上りの一部列車を定期列車に格上げし、運転を継続する。また夕夜の下り列車を増発するほか、平日・土曜休日ともに24時台(京王八王子[KO-32]行き1本、橋本[KO-45]行き1本)の運転を取りやめる。
▲相模原線内の準特急は11時ころから14時ころまで京王多摩センター(KO-41)~橋本間で各駅停車として運転しており、急行以上通過駅(京王堀之内[KO-42]・多摩境[KO-44])へのアクセス向上に繋がっているが、その時間帯を16時ころまで拡大する。
有料座席指定列車の『京王ライナー』は平日朝の上り列車の新宿(KO-01)行きについては京王八王子発が臨時列車3本を含めて6本、橋本発が臨時列車1本を含めて5本ありますが、いずれも臨時列車1本ずつを削減し、京王八王子発は5本、橋本発は4本となります。このため京王八王子発の臨時列車2本(八0547→宿0628・八0856→宿0940)が定期列車として運転を継続する形となります。また平日夕夜の下り列車については帰宅時間帯の18時台・19時台に京王八王子行き1本(八1941←宿1900)、橋本行き2本(橋1858←宿1820・橋1958←宿1920)を増発する代わりに、平日・土曜休日ともに24時台の京王八王子行き・橋本行きの各1本を削減します。これは新型コロナウィルスの影響(Withコロナの生活様式)により終電間際(深夜)の時間帯の利用者減少もあろうかと思いますが、終電繰り上げに伴う本数の削減の検討も影響しているのではないかと思います。
一般列車では相模原線の準特急が11時ころから14時ころまで京王多摩センター以西で各駅停車として運転されており(同駅以西は退避設備がない)、急行以上が通過する京王堀之内と多摩境の各駅へのアクセス向上に繋がっていますが、これを16時ころまで拡大します。日中時間帯(11時ころ~16時ころ)の相模原線の準特急は京王多摩センターを境に種別が変わるので注意しましょう。また平日・土曜休日ともに22時台の各駅停車の途中駅での通過待ちを削減し、調布(KO-18)までの所要時間を短縮します。調布以東での退避が可能な駅は桜上水(KO-06)・八幡山(KO-10)・つつじが丘(KO-14)の3駅となっています。さらに22時台の新宿発の一部列車の種別・行先を変更し、運転間隔を約12分(1時間あたり5本)から約15分(1時間あたり4本)に変更します。
【10月30日以降の『京王ライナー』】
平日上り・京王八王子発 ※下線部が定期列車化する列車、太字が増発列車。
02号…八0547→宿0628 04号…八0604→宿0647 06号…八0627→宿0713
08号…八0831→宿0916 10号…八0856→宿0940
平日上り・橋本発
32号…橋0545→宿0620 34号…橋0619→宿0701 36号…橋0826→宿0908
38号…橋0849→宿0929
平日下り・京王八王子行き
01号…八1741←宿1700 03号…八1841←宿1800 05号…八1941←宿1900
07号…八2041←宿2000 09号…八2140←宿2100 11号…八2240←宿2200
13号…八2336←宿2300
平日下り・橋本行き
31号…橋1716←宿1640 33号…橋1819←宿1740 35号…橋1858←宿1820
37号…橋1958←宿1920 39号…橋2058←宿2020 41号…橋2158←宿2120
43号…橋2257←宿2220 45号…橋2356←宿2320