2020年10月5日、東日本旅客鉄道E257系2000番台宮オオNA-03編成(元0番台長モトM-103編成)と2500番台宮オオNC-32編成(元500番台千マリNB-07編成)が連結され、初めて同系列の14両編成で試運転を実施しました。
▲E257系2000番台(写真)と2500番台の併結試運転は初めてである。2000番台は既に営業運転に投入されているが、185系0番台A編成単独の一部運用を置き換えたのみ。なお2500番台は営業運転に投入されていないが、来年3月から入りそうだろうか?
E257系2000番台と2500番台が併結で試運転を行うのは初めてのことです。なお宮オオNA-03編成のクハE257-2103側に幌が装着されているため、幌をつなげて行われました。2500番台では転用改造前に使用されていたクハE257形500番台(クハE257形2500番台)の幌が撤去されているため、基本的に2500番台の付属編成同士で運用されることはないようです。ただ185系0番台・200番台とは異なり、基本編成と付属編成の編成間を移動できるようになりますね。基本的に『踊り子』は熱海(JT-21)で分割併合作業が実施されるため、編成間を移動できるのは熱海以東ということになりそうです。この併結試運転が行われたということは、来年3月のダイヤ改正を狙って2500番台を順次投入し、185系を置き換えていくことが予想されます。付属編成は乗り入れ先の伊豆箱根鉄道駿豆線での訓練も実施していますから、185系0番台C編成と同じ運用範囲となることが予想されますが、現在もライナー料金またはグリーン料金があれば乗車できる『湘南ライナー』の特急への格上げが予想されており、そのときには全席指定の特急列車となることも考えられます。首都圏を発着するライナー列車はこの『湘南ライナー』『おはようライナー新宿』のみとなっており、『ホームライナー小田原』、これらの使用車両の185系0番台・200番台とともに注目が集まることは必至です。