2020年10月19日

【旧形置き換え?】箱根登山鉄道3000・3100形“ALLEGRA”(3103+3104)が甲種輸送される

2020年10月16日から17日にかけて川崎重工業兵庫工場で製造された箱根登山鉄道3000・3100形“ALLEGRA”の2両が甲種輸送されました。車両は機関車次位からクモハ3103+クモハ3104となっています。
▲箱根登山鉄道3000形“ALLEGRA(アレグラ)”の2両固定編成が増備された。これで同形式は1両単車が3001~3004の4両、2両固定が3101+3102と3103+3104の合計8両となった。
▲箱根登山鉄道3000形“ALLEGRA”の最新鋭を牽引した新鶴見機関区のEF65形2067号機(現在は国鉄色となっている)。

3000形“ALLEGRA”が増備されるのはクモハ3003・クモハ3004以来のことです。クモハ3003・クモハ3004と同様に前照灯がLED化されているほか(2両固定編成では初めて)、一部仕様変更(抗菌仕様の採用)が行われているものと思われます。前回のクモハ3101+クモハ3102では東海旅客鉄道御殿場線の松田(CB04)まで輸送し、1両ずつに分割して小田急電鉄1000形4両固定編成(未更新車両)の牽引により入生田(OH50)に隣接する車庫まで輸送されていましたが、その場合御殿場線および小田急電鉄小田原線の終電を待ったうえで一部の箱根登山鉄道列車を運休にする措置がとられていました。今回はそれを可能な限り避けるためか富士(CA08,CC01)までの輸送となっているため、この先の輸送経路が注目されます。富士は東海道本線と身延線が接続するところですが、電化区間の身延線に行くことはそもそも考えにくいですし…。