2020年10月9日

【2回目の転属】東日本旅客鉄道E231系0番台元東マト118編成(クハE231-20以下)、8両編成に短縮され武蔵野線仕様で出場

2020年10月7日、東日本旅客鉄道E231系0番台の元東マト118編成(クハE231-20以下10両)のうちドアエンジンが交換されなかった付随車2両を除いた8両編成が武蔵野線仕様となって長野総合車両センターを出場、新たな所属先の京葉車両センターまで自走回送されました。
▲E231系0番台で三鷹車両センターから松戸車両センターに移籍した10両2編成のうち写真の東マト119編成(クハE231-21以下)は残留したが、元東マト118編成(クハE231-20以下)は2回目の転属で京葉車両センターへ。制御装置は更新済みのため転用改造は最小限のものとなっているほか、クハE231-20の電気連結器が存置された。改造種車の新製配置は三鷹車両センターであることから、“MU22”を名乗るものと思われる。
▲E231系0番台元東マト118編成の武蔵野線仕様(千ケヨMU22編成)は改番自体は実施されていないが雰囲気としてE233系0番台八トタ青670編成を転用した8500番台横ナハN36編成に重なる部分がある(片方の先頭車に電気連結器を残している点)。転用当時は座席モケットが中央線仕様のままだったが、すでに8000番台と同じものに変更されている。

今回武蔵野線仕様となった元東マト118編成の8両は2015年3月の上野東京ライン開業に伴う常磐快速線増発に伴い、元八ミツB20編成(1両のみ元八ミツB22編成)から転用、クハE231-20には付属編成との増解結作業を考慮して電気連結器が設置されていました。先頭車部分の周囲は白色から銀色に戻されたほか、ホーム検知装置、車内1段LED式案内表示器のほか、10号車から1号車に戻ったクハE231-20の電気連結器が存置されました。この編成は新製時の配置先が三鷹車両センターであるため、編成番号は“千ケヨMU22編成”になるものと思われます。この編成の転属をもってE231系0番台の武蔵野線転用は最後となりそうです。

ちなみに千ケヨMU22編成は武蔵野線内基準で府中本町(JM-35)寄り8号車のクハE230-20は電気連結器をもたないためこれまでに転用されたE231系0番台と同じ前面ですが、南船橋(JE-11)・東京(JE-01)寄り1号車のクハE231-20は引き続き電気連結器が装備された状態のため、武蔵野線向けE231系0番台でも異端編成といえそうですね。同編成が京葉線直通列車を含む武蔵野線の下り列車に入った場合は電気連結器をもつクハE231-20を先頭に走行することになります(南船橋行きの場合は京葉線内はクハE231-20が蘇我寄り、東京行きの場合は京葉線内はクハE231-20が東京寄りとなるので注意)。この感じは南武線向けに転用されたE233系8500番台横ナハN36編成(元0番台八トタ青670編成)の雰囲気に似ていますね