この編成はインドネシアに譲渡するための準備に入ったものとみられます。同編成の先頭車はクハ205-5・クハ204-5と量産車のトップでもあり最古参ナンバーでもあります。電動車の5000番台を含めて新製当初は山手線向けの編成として使用されていました。中間の付随車は埼京線向けの編成から転用されたもので大窓仕様となっていました。この編成の運用離脱で武蔵野線仕様は消滅し、東日本旅客鉄道に残る205系は500番台の相模線仕様、600番台の日光線・宇都宮線仕様、1000番台の南武線支線仕様、1100番台の鶴見線仕様、3100番台の仙石線仕様となっています(他の鉄道会社では富士急行に譲渡された6000系がある)。