2020年10月20日

【武蔵野線を去る】東日本旅客鉄道205系5000番台の最後の1編成、千ケヨM20編成が営業運転を終了

2020年10月19日、東日本旅客鉄道京葉車両センター(千ケヨ)所属で最後の205系5000番台である千ケヨM20編成が武蔵野線での営業運転を終了しました。同日の最終運用は平日01E運用の500E列車(習0527→府0653)→701E列車(習0840←府0703)でした。これに伴い直通運転先の京葉線での運用も終了しました。
▲2002年から2005年と2008年に投入された武蔵野線向けの205系電車。写真の5000番台で最後まで残った千ケヨM20編成が営業運転を終えた。

この編成はインドネシアに譲渡するための準備に入ったものとみられます。同編成の先頭車はクハ205-5・クハ204-5と量産車のトップでもあり最古参ナンバーでもあります。電動車の5000番台を含めて新製当初は山手線向けの編成として使用されていました。中間の付随車は埼京線向けの編成から転用されたもので大窓仕様となっていました。この編成の運用離脱で武蔵野線仕様は消滅し、東日本旅客鉄道に残る205系は500番台の相模線仕様、600番台の日光線・宇都宮線仕様、1000番台の南武線支線仕様、1100番台の鶴見線仕様、3100番台の仙石線仕様となっています(他の鉄道会社では富士急行に譲渡された6000系がある)。