2020年9月30日、東京地下鉄半蔵門線(鷺沼検車区)向けに既存車両の8000系を置き換えるための新型車両“18000系”を2021年度上半期に投入することが発表されました。導入数は8000系と同数の19編成(190両)です。
▲東急電鉄田園都市線の鷺沼(DT-14)に近接する鷺沼検車区に08系とともに全編成が所属している8000系(写真1枚目と2枚目の右側)。この系列は19編成が在籍するが、すべてが“18000系”に置き換えられることになる。ただし08系6編成は引き続き運用されるものとみられる。
18000系のデザインは和光検車区に配置される17000系(営業運転は開始していませんが2020年度グッドデザイン賞受賞車両に選ばれています)をベースに、8000系および08系の端正な表情を引き継ぐとともに車内空間を半蔵門線の色である紫色に同調させ、親しみを感じるものとするようです。全車両に車椅子・ベビーカーも利用できるフリースペースを設けるほか、その付近の旅客用扉のドアレールには切り欠きが入り、車椅子やベビーカーでもスムーズに乗降できるようにします。またホームとの段差解消のため、車両床面の高さを変更するほか、旅客用扉下部に約10度の傾斜をつけて乗降をスムーズにするほか、車内防犯カメラの設置、消臭・抗菌・抗ウイルス加工の座席の採用(紫色)、また車両情報監視・分析システムとなるTIMAシステムと脱線検知装置(万が一脱線した時に自動で列車を停止させる仕組み)を搭載します。
これにより8000系がすべて置き換えられるので、今からでもしっかり記録を始めた方がいいですね。種別行先案内表示器が3色LEDの編成もフルカラーLEDの編成も置き換えられるので全19編成しっかり記録をとっていきましょう。運用範囲が広いため全編成を制覇するには何日間か必要ですが…。