2020年10月6日、東日本旅客鉄道が水素をエネルギー源(燃料)とする燃料電池と蓄電池を電源とするハイブリッドシステムを搭載した試験車両のFV-E991系を株式会社日立製作所およびトヨタ自動車株式会社と連携して開発することを発表しました。
▲写真は南武線浜川崎支線の205系1000番台。現在の鎌倉車両センター中原支所(※注意)所属の205系は2両3編成と3両9編成の合計33両が在籍する。
2022年3月に南武線投入されるFV-E991系は南武線の武蔵中原(JN-08)~尻手(JN-02)間、浜川崎支線の尻手~浜川崎(JN-54,JI-08)間、鶴見線全線(鶴見[JK-15,JI-01]~扇町[JI-10]・海芝浦[JI-52]・大川[JI-61]間)で実証実験を行うため、小山車両センター(宮ヤマ)のEV-E301系をベースに製造され、所属先は鎌倉車両センター中原支所(横ナハ)(※注意)になりそうです。またFV-E991系の愛称が“HYBARI”(ひばり)になることが発表され、前面部と側面部にはロゴマークを配置するようです。“HYBARI”は“Hydrogen-Hybrid Advanced Rail vehicle for Innovation”の一部文字(下線部)をとったものです。実証実験には神奈川県、南武線と鶴見線が通る横浜市・川崎市の協力を得て環境整備をするようです。
(※注意)2020年3月までは『中原電車区』でしたが、『鎌倉車両センター中原支所』に改称され、東日本旅客鉄道から電車区は消滅。首都圏では『浦和電車区』(現在ではさいたま車両センター)、『中原電車区』(鎌倉車両センター中原支所)がありました。